メッセージの編集
お名前
タイトル
メールアドレス
※変更する場合のみ入力
本文
ひとつ静けさ 眠れずにいる 泣いてしまうほど やわらかなもの 放りなげた願いを数える 断崖 砂漠 わたり鳥の背 ひとつのなかに 異なる目がある 朝と夕が 水面を碧くすれちがう 折りたたまれた眠り ひとりがひとりになるかたち まぶたの上に 頬の上に くちびるの上に 首すじに 雨の種があり ひとつずつ こぼさぬように 混ざらぬように 舌で集める 鳥は来る 砂の傷を癒せずに 鳥は飛び去る 羽は残り 砂と話すうち 夜になる 種は鳴り 種は沈む 舌の渇きに 窓を見る 何もないところに 光源があり その向こうの 何もないところへ 種は響き 種は沈む 羽は黙り 眠れずにいる 砂も黙り 曇を聴く 雨へ 雨へ 鳥は今も 去りつづけている
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]