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首から下の感情が 水の底にひらいている 水は濁り 水は隠す 鳥が一羽 木守りの実を突いている 子らの悪戯な指と目が 雪の枝に残っている ほのかなものが上になり 下から抱き寄せられている 白は緑 白は緑 空を揺らし 空を灯す 夜明け前の原をすぎ 足は草に触れつづけ 土から少しずつ離れ 鉱の波に照らされている 星が星を連れてゆき 空ははじまりのように暗い 振動がわずかな明かりとなり かろうじて道のかたちをなぞる 置き去りにされた一群が 灯火を持つ一群とすれちがう 原は一瞬ひかりさざめき ふたたび無音の波に還る 首から下へ うたはこぼれる いつか芽吹くものの上を 影の歩みがすぎてゆく 闇を見つめつづける目に 土を覆う羽が映る 彷徨うための標のように 羽の下を水は巡る
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