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いつのまにか目が醒めて 昨日の夢を宙に描く ディーゼルの音色で 自販機が一歩二歩 此処は森 ボール紙の月は 文字盤を忘れた時計 空は岸を隠した みずうみ 聴くこと 死ぬこと 眠ること 枕を、よく冷やして よつんばいになって 不思議な泳ぎを 赤い夜の傘が開く いちじゅうひゃくせんまん ハクチョウの歌 白い色鉛筆で辿る金星 きみの名は、ひずみ 誰も見返しはしない 流線型のソプラノ まっすぐな樹の影に 兆しだけになって 震えている 男達は埃だらけの部屋で 花束を待っている かたちになってゆくもの かぎられてゆくもの つまり僕は一言も喋りませんでした いつのまにか目が醒めて いつのまにか笑って 廃ビルの赤い闇に浮かぶ 女達は鏡の中に住まう だいすきな言葉を浮かべては たくさん光らせる 此処は森 睫毛に乗る軽さ 此処はゆがみ 余白だけは その果てがない
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