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母の携帯は水没しました 実家から30km離れたみずうみ ぶくぶくと沈む音が聴こえたんです なぜならちょうどその時 わたしは母と電話をしていたから 受話器から母の涙と魚の声が、穴ひとつひとつからこぼれ出し そして助けることも止めることもできなかったので その夏いっぱい、部屋はずっと生臭かったのでした 異臭さわぎがあったのは3組でした お家にお風呂が無い子 他人の悪口は言わないけれど、他人に悪口を言われ かわいそうと思われていることがかわいそうでした 髪の毛の量がとても多くて その中にわたしの毛も混じっていることは 何よりの秘密事項でした セックスをしたがる男に告白をされました それ以来、寂しさを感じる様になり しまいには生きていくのが辛いとさえ思いました しかし死にたいと言うと怒られることを知っていたので 線路の写真をいっぱい撮ることにしました ある時間が来ればこなごなになれる 神聖な場所を眠る前に見ています 隣の住民は何も言わず通り過ぎました 妙に前髪が長く、梅雨になるとうねうねしている人でした 夜になると彼氏と長電話をし なぜかいつも最後は口論となっていました 土曜日だけ甘い口調になるのは 前の日にセックスでもしているからでしょう その声を聞きながら、わたしは詩を書くボールペンを探しています
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