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デリヘル という職業をやっている同級生がいて 帰郷したときに 売春 と言ったら 本気で殴られた だから左耳が聞こえなくなった 多分彼女の仕事中に そのホテルのドアを開けても 左を向いていれば何にも聞こえないと思う たどたどしく謝って 彼女にキスをしたらあまりに濃密で欲情した おかしなことだ 自動ドアーをくぐりぬけて 北千住の駅ビルの地下でカフェラテを飲んでいた すると眠り込んでしまって ひたすら音符を描く夢を見た 音は聞こえなかった 起きたら右耳が無くなっていた 店員さんに告げると ソファーの下から拾ってくれて 親切にも接着剤で貼り付けてくれた 店を出ると電車が来る時間だったので走った 走ったら階段の三段目に耳が落ちてしまった 拾おうとしたら急ぐ人の群れ イナゴみたいに 過ぎ去ったあとに右耳はどこにも無かった うわあんと泣いたが誰も気づかず 自分でも聞こえなかった 晴れた日に川辺で発声練習をしていると 職務質問をされる それをやり過ごして山の中でしていると 熊と間違えて撃たれる 仕方なく雑踏の片隅でしていると 煩いらしく水をぶっかけられる 海へ飛び込んだ 深海なら誰にも迷惑をかけないであろう もしわたしの死体を見つけたら どこかに埋めて その上に ポッキーか何かを刺しておいてください 真冬の海は冷たくて 今にも良いソプラノで歌えそうだよ 2006/1/20
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