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青い鳥が空へと流れた 橋に集まった民衆は暗くなるまえに小屋へと帰るだろう 雪を知らない道化が化けた神とは知らずに かれらは永遠を願い亡命してしまう 彼女も雲へと流れたか 星の海で漂流するきみの 寂しそうな眼を食べてやりたいと 聖なる夜の生け贄は 這いあがる亡霊に任せて 私が星の出口を見つけなければ 死に絶える精霊の孤独も 光に蝕まれた天使の横腹に隠し 臆病者はまた旗を振る 月の光がみえないのだろう やがて死んでいく子は終末へと歩くなかで姿なき影を追いかける おまえは忘れてはならない 立ち去った鳥は沈んでいく海に絶望する おまえに囁いた古き夜の霧 立ち去る太陽のこと 呪いというものがあるのであればそれでおまえの終わりを願おう 果てのない地獄に雪が降る 光 明けることのない夜に私は青い光をみた 散った太陽の欠片 あの子を眠らせてやればいい 群がるものたちは星に生まれた人間たち 空が死んでしまった悲しみは新しい誕生を拒絶した 臆病者の骨が遠くで雪のなかに沈んでいく影を動かなくしていた それは誰の記憶でもなく 私の望んでいた幻影だったのだろうか いくつもの夜が死んでいっても新しい朝はやってこない まだだと言うのか 天と地の嘆きを聴いて 雲を抱きしめても おまえは まだだ まだだと ああ、ああ、ああ!吊された女の前で私は涙を流した 醜い空の子よ おまえの霧は何処へ逃げればいいのだろう 普通とは 現実の地の先にある花の死体 そこでおまえは捨ててみせるがいい すべてを! 裏切りの果て 眠り子の悲しみをおまえは知らない 裂かれた太陽に涙を流すのではなく 手を伸ばすのでもない 放棄するのではなく 拒否するのでもない おまえがいま朝だと思っているのであれば子には真夜中だ 告げる それは低く おまえにも見えるように 鳥は飛んできたはずだろう 教えてほしい 歓喜の歌を 崩れ落ちる叫びばかりを聞かされて 眠り子の輝きは消えていく おまえが形を失っても 眠り子はおまえのうしろで死んでいくというのに (動かぬ霧の先で創りだそうとする新たな言語を 死んでゆく時は溢れていく衝動を揺れた毒に浄化され逃げ去った民衆へ 太陽が沈み夜に飛び去った鳥が忘れられた永遠を見つけた 静かな世界へ這い上がろうとする男は流れる光を飲もうとして気付く 散り積もる毒の存在に 消えたあの星の名前を 誰もが忘れてしまった 空が海に溺れてしまう時には幼き亡霊たちもその海に消えてしまうのだろうかと私は考える 誰もがいつかは沈んでゆくものだと知ってはいても 私を吹きつける闇が光を風に流す 古き夜の埋葬 それも私の願いだった 過ぎ去った風は永遠となり摘み取られ 冬に降る雪は染まる死のなかに音もなく明るくなった時を夢見 雨を背負っている 追いかけてきていた波の終わり 飛んでいる時間に彼女が眠り続けていた理由 音もなく ただ続くだけの冬を生きている私たちの雪は溶けないのだ! ・・・太陽が死んでしまったと 散ってゆく陽の欠片たちが神の手を傷つけ 私は濃くなった霧のなか少女を抱きしめた 私は千の鳥に火をつける 誰もきみに近づけないよう 火の鳥を空に放とう 水に眠る精霊の嘆き 空が死んでいく 世界の解放 夜の気は濃くなり血の匂いが私の足に絡みついてくる 殺してくれればよかった 地を這う蜘蛛は嘘ばかりで群がる羊たちは夢の終わりについて繰り返し考えている 果てはないのだろうか この悲しみに、 私は夜を殺してしまう 光とは何だろう 雲が消えておしまい また太陽の噂を耳にする 降る雨の輝きとは違う 死んでしまった太陽の光を・・・ 私は落ちる 冬の海へと 鳥たちと離れ 星には逢えない 流された記憶の 静寂 闇 孤独、少女。それは世界の果てから 年老いた男が横切れば彼女は無視をするだろう 彼にはもうみえていない 死にながら生きてきた記憶を 消えた光の声に重ね 秋の日の魂さえ忘れてしまった 沈む陽の欠片 死んでしまったという現実 誰もが果てを望み 彼方からの誕生を待っている 夢 夢 夢が叶うのであれば何が良いか 生きた少女の顔に触れ 橋のうえできみを抱きしめようか 私は彼が時を語れぬものになったと知っている 日の終わりを告げられぬもの 焼き焦げた鳥たちを乗せた船がある 私はそれを拒絶する 少女はおらず あの海は呪われているのだから 誰に、 閉じられた扉のむこうで狩りをしているもの 返ってくるものも私は知っている ・・・光だ 太陽は青い瞳を失った月を見ながら落ちていく 欠片たちの吐く息がかたちとなり空を埋める ああ 救ってはくれないだろうか 流れる永遠 崩壊 破滅 欠片たちは加速する 森は星になって 夜の闇に浮かぶ船 死に絶えた 羊たちの群れのなかで蜘蛛が渇きを待つことも出来ずに永遠を探していた 太陽が死んでしまう少しまえ 一羽 さびしげな鳥がいて 火に追われ 小さな小屋から逃げ出そうと 満たされぬ男たちから 逃げ出そうとしていた 私は濡れた砂を握る 海だったもの 欠片が抜け出して空へと飛び立ってしまう ひとつにすぎない ひとつにすぎないのだけれど あれが永遠でなかったということを私は誰にも教えられず 望んだ永遠というものが何処にあるか私は知らないままに 余計な知識だけを残し、 太陽は死んでしまったのだった
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