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水曜は 銀の白凪を透かした 濾過を経た明かりは 目蓋を包んで 埋もれた寝台の 柔らかな浮上へと集まる はだかの夢見なら 信じることはたやすく 醒めやらぬうち メレンゲの天井を彷徨う 二重にきこえる寝息は 昨夜 求めあった残像たち 薄い温感を追い掛けてる 枕ごし甘い香り きみが 石鹸のひとつに変わる 夢を (夢だよ) 引き起こさせたトリック 訳もなく 幼子のよう怯えたら 許されたまま 乳房の谷 耳をなすり沈んでいる 窓の午前を見上げていた 秒針を阻む心音が 頬で暖かに伝われば ふたたび 瞳を閉じるよう きみが 夢の中から笑った だから今日なら どこへも行かない
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