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海に浮かぶ、空は低く、色を失い、さかなは名前を忘れる。星たちは眠りにつき、わたしは地獄に隠れる。 * 動かぬものに火をつけた。闇夜で迷う草たち、震えながら獣に食われて 男が自殺したのは女を殺したから、女は狂っていたと呟いて、死へと歩く現在、過去は幻覚に怯え、ただ拒絶する、なにも望まない、(でも知っている、わたしという存在を、) それは百の祈りのあとのこと、教会から落ちていく、地獄に落ちた朝のこと 男に石を投げつけて、夜の海に突き落とす。(そう、わたしは夢を見た、わたしは溺れていない、わたしは光に見捨てられた、針は組み合わせ、そして優しい少女の横顔) ここは地獄、死んだのは若く朽ちた悪夢の季節 * 夜、道化たちは今日も空を追う、地獄の側面から、 光のない空のした、苦しみを失った鼠となって、遠い日の太陽を思い出して (少女の骨を抱き わたしは橋の下を歩く きみもみどりのこびりついた少年をどかせ 少女のもとへと行くのだろう 静かな川の中 朝よりも夜に 夏の日の音を思い出しては 浮遊する 離別する光を覗きながらわたしたちは 歩いていく今日の足音を聞いていた 冬の終わり 魚に包まれたきみは古びた糸で少女のくちびるを、 枯れた魚をわたしが橋の上へとひきずりあげ 光の風にきみたちが裁かれるのをみている 流れる葉を追うのをやめて きみがいのちを数えてもこの流れはとまらない 水のにおい 死は炎に奪われる 動かぬ人形は 彼女を揺すぶる黒い花 少女はまた、 わたしの夢をみたといった) わたしが見るのは 世界の果てに立つ夢、 見知らぬものたちに包まれた夢、 それはひとつの終わり、眠り続ける少女の夢でもある つまりは誰かのさかなの餌であり、 それらはさまよいながら、 死んでいく月と 泣いていた星に、 やがて空に絶望の色さえ消えてしまおうとも 名前を忘れないと約束していた 真夜中のさかなだったということ
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