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深夜二度目の電話で起き出して 夜明けまでのわずかな静けさが 崩れていく音 耳元で 数時間前は血の海の中の はがれた皮膚にこびり付いた 髪の毛を集めていた ゆっくりと夜が進んでいく 丁度その頃には 僅かな光 消え失せて 部屋の中でひっそりと 私がやってくるのを待っていた 小さな身体 赤い着物に赤い口紅 幼い顔に化粧をして 未明の中で熱を失っていく わたしね世界の熱が混じり合って いつか同じ温度になるなんて 無邪気に思っていた あなたの熱は私が置く 冷たい塊で奪い尽くされて 人の死と世界の定理が 言葉を殺す 川が薄めなければ喋る事さえも 夜の最後の傾斜はあまりにも急で 隠すための帳は引きはがされる 対岸の匂いが未だ鼻腔に残る中 朝の光 私の熱 この足は 二つの冷たさを 簡単に受け止めて 立たせている 言葉なく意志なく 涙さえ 朝よ来ないで 全ての人の顔を ずっと隠しておいて
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