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あとほんの少しだけ残っていた海を ふちどるように/かなしむように 泳いでいってしまったんだ あの、少女、 あらゆる原動力が その遺書に、こびりついていた ひとしい文字にかざられた句読点たちのどれもに 浮ついたところなどなく、 いたみや重みを圧しつけたって 剥がしとることなど できなかったね 彼女のさびしみは ただ/あかるく燃える 低空、発光、 少女の皮膚をとりかこんだ物質の嵐 怠惰・喪失・恐怖をおいてきぼりにして (わたしは、動物です、) さばさばとその腕をしならせた/ 彼女はついに曲線だった おかされゆく回転覚…… かつての女の子は 光になりたかったんだ 獣のような 光 に さよなら、わたしの死、 包丁をにぎりしめ、ヒガシへと泳ぐ 軸が沈んでいってしまう!とひしめきながら あっけなく/少女の水は死んだ
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