メッセージの編集
お名前
タイトル
メールアドレス
※変更する場合のみ入力
ホームページ
本文
あなたは漂流しながら 私の深い部分を探す 時間は溶けて 忘却のせせらぎへ流れる 忘れたくなんかない 忘れたくなんかないけれど 死にたくない限りは 忘れていくしかない あなたは指先を伸ばす 難しい道を行こうとする カタツムリみたいに頼りない指先 あなたは指先を伸ばして、入口に触れるけれど たどり着く前に諦めてしまう そのまま、乱暴に イデオロギーを突っ切ってくれたら 私は馬鹿になってあなたを信じたかもしれない なんていう暑い夜なのでしょう 意地を張って冷房を止めていると 狂ったように汗があふれる、あなたが見えなくなってしまう、狂ったような 狂ったような汗に蝕まれて 狂ったような汗に蝕まれて 私をどうにでもすることが出来たはずの 束の間の奇跡だったあなた、あなたの指先 二人の間をふらふらと諦める頼りないカタツムリ、私にはすべて判ってしまった あなたは私が眠るのを待って、新しい夢を見るはず、新しい靴を履くはず、新しい道に出るはず、新しい列車に乗るはず、平行移動の先に未来があるって愚かにも信じてる、ああ、いとしすぎる、いとしすぎるけれど、どこに行くつもりかなんてもう興味もない 私はすでに遠ざかる靴音を聞いている ぬくもりはまだすぐそこにあるけれど 欲しがる意味が見つけられなくなったならそれはもう過去なのだ 私はすでに遠ざかる靴音を聞いている それは窓の外を行過ぎる車のように速い、私はきっとそれを信じていながら見たくはないのだ、私はきっと、それを 受け入れていながら 哀しくてしかたがないのだ
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]