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どんぐりたちが 屋根を踏み鳴らす遊びをやめたのは いつだったか 秋の荷物が届かないまま 木々が、ほの暗い空へと 細い腕を伸ばしている * 街はいつの間にか 切り絵のような 会釈で溢れ返っている おはようございます おはようございます そうやって いくつもの切り絵が 切り立ったビルの窓に 貼り付いていく * 12月の雨が 降ることを止めようとしないから 秋の荷物は置き去りにされている もう届く事はないだろう 冬の言葉を知らないまま 雨に触れる指先は 初雪の夢を見ている 伸ばした腕の先には 空、ばかりが続いて * 街はいつでも いつの間にか いくつもの 切り絵でいっぱいだ お疲れ様です お疲れ様でした そう言って いつの間にか 私の切り絵が街の片隅に 貼り付けられていた 剥がれる事も 剥がされる事も ないだろう * 母の手の温度で 染み渡っていく夕日の中 はたはたと舞うコウモリを 追わなくなったのは いつかの夏、の事 12月の雨が止む頃には 春の歌は歌えない 子供の頃の折り紙が 続いていく空を 舞っていく 追いかけなくなったのは
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