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(あるいはsummer gone) だって雨の決壊を待つばかり、吐息くさく蒸す夜風の坂、自転車で抜けてきたあたし、部屋に帰ってきたとたん、噴き出す汗に全身を舐められる想像。 こんな事は何度もあったし、汗を掻くたび恨みもしない。ただ反応の身体浅ましく、あたし忌々しく、重たい洋服剥ぎ取った。 奇妙に空白な室内。 開け放しの窓から入り込む、老いた夏影。この嗅覚は知ってる。あたしは知ってる。遠宵の砂漠に乾いた人魚や、重い宝石の空刺す十字架。静かに奏で始めた弦が、二度無い夢を惜しむ様。そう、あたしはこの窓から多くを見渡す。視界を塞いだ死の堆積を、見えない汗が血のよう流れ、ゆっくり命は奪われる。満月欲しがる、一瞬の絶頂に果てる、時間の流れ無為だけを、あたしは何度も凝視する。あたしがそこへ足を浸すなら、音塊の岸は泳ぎ出す!吠える、昂ぶる獣の夏に、あたしの声は犯し続けた。 熱狂を洗う雨が来るなら これは 魚の腹の宵
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