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朝は来なかった 操作された、昨日のトレース デスクトップのアイコンみたいに ただ 並んだ とき おれは、よく喋る亡者だ 記憶のぬけがらを 抱えて こわれものみたいに生きる 通いなれた道を 歩かなくなる ことばかり 考えて 腕を裂いても なにも 出てこない気がする ただ ただ 真っ白な 白が 漏れてはいけない 水のように 音もなく 少しずつ 食卓のコーヒーカップ、現実だった その横の砂糖、それも現実だった クリームのポーション、ソーサーのヒビ、そのほかの、あれやこれや 俺の指紋は そこにはないような気がする 触れた途端に 消える 魔法の命 いつか聞こえる、呪文が怖いから いつでも耳が 片方開き辛い 助けを請うには、時間が経ち過ぎた どうしてだろう 間違えたような痕跡、あの日の、あの時の 感情のあれやこれや 朝は来なかった おれは 自己意識の過ぎる かげろうのように 昨日も明日も 持たず ゆらゆらと 立ち尽くす 夢だ 夢だ 朝方の 必ず 途中で終わる 意味の無い 夢の中だ 朝は来なかった ただ ただ 真っ白な 白が
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