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外にいるのか、内にいるのか、気に病んだところで。息はすきまから、ひっきりなしに吹きつけて、痛い。 博物館に、咳ばらいがひびく。みささぎに眠っていたひつぎは腐って、色あせて、当時の面影を遺してはいない。 紙ふぶきが舞っている。祝杯を掲げている。接ぎ木を足し続けて、今では空をおおうほどの枝葉が守る下で。わたしは、凱旋してくるものの名を知らない。 利を得ようと、彼岸からいかだが押し寄せる。頓挫した列を、後から来た列が乗り上げて。駆けつけた衛生兵が、手をのばした流民を叩き伏せている。 不眠症だったのかも知れない。この日蝕は、計算にみちびき出されて、寒さを思い起こさせる。 季節売りの地図に、ここを描いてあったのか。花のことは。
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