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Northで罵られ Eastで言い捨てられ Westで飢え焦がれ Southでは散々の ニュースが響く インディア・ペーパーで賞辞をはり 穴をあけて 覗き込む政治家 琴爪はエメラルドの煙を掻き 瓶詰めオイルで鬢を束ねる国家 黒髪は太陽により黄金に錯覚し 少年達は文囈のブーケで 星を反映する髪飾りを作った カタパルトの音が聞こえるまで 深緑は夕日にとけ 宣言の封は破られ 震災は空に鳴り響く 世紀を待たずに 十も数えぬまま 銃を取る子供たちの まなざし 見知らぬ大人の (奇襲爆撃) 見知らぬ大人から (鎖国霹靂) 見知らぬ大人へと (嫉みの狙撃) 問い掛けては 転んだり 見上げたり座ったり 痣になって 彼らの夕暮れが終わっていく 五感宿る去来を着座して時間を待つねだりに奴らは懐からばらまくお菓子をなんの感慨も無しに見上げては黒煙を撒き散らしている それが セロファンのまやかし 加えるんじゃない くわえるじゃない と 消毒は済まずに浮かぶラクダの瘤に押しつけられるのは鉛 やられている やられているのか やられている やられているのか 何も知らない迷彩 あぁ 野原の中で もうすぐ咲く花の名前も知らずに 血液の繋がったシャベルで みんな穴を掘っては 縮こまって 埋まっていく それが聖戦というのなら 平和である世界は実に退屈で 遠くの方で爆弾を買い 空に投げ付け 石油のような匂いの海で 浮かぶ子供たちがいる事を新聞で気付く そうだ聖戦だ 凄惨だそうだ そうだ凄惨だ 聖戦だそうだ 穴の開いた靴で 徴兵のお手紙をお隣さんに持っていく 火薬が見えそうな世界だから すこし襟を立てて 背を曲げて歩けば Northで罵られ Eastで言い捨てられ Westで飢え焦がれ Southでは散々の ニュースが響く 赤いドアの向こうで
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