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水と同じ手をかざし 流れを曲げる生霊が居り 声と光を抄いとり からのはらわたをのぞきこむ 手のひら 手の甲 水車の回転 既に無いもの 失いものの影 ひとつ余分にはじまるつらなり 氷も雪も 砕かれて昇り 空の髪どめを外しては 海へ海へ海へ帰す 時刻を告げない ずれた二つの汽笛が渡り 明かりのない建物の上 罠のように滲んでいる 火と吹雪 火と吹雪 雨の溝に沿い くりかえし 縦の音に触れては光り 流れの底の飾りを照らす 袖を通すまもなく水晶になり 衣は曇に曇を映す 無数の小さな水紋が 汽笛の切れはしを喰んでいる 道に人はなく 明かりのないまま明るくなり 手をもみほぐす手のうたのなか 熱はからのはらわたに消える 片目の上で陽に透けながら 小さなものが絵を描いている 片方のまばたきが伝える世界へ 小さな音を発しつづける
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