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お庭があそびばです けして浮いたりしてはいなく こげる程こちらをのぞむ 群がるところ 群がらないところ 垂れたアイスキャンディがつくる影を跨いで どこかにいきたいの 踏めばかおります つぶせば飛び出します 後ろ向きにはにかんでみる 一人小指絡ませて 行儀よくわたしたちを並べてください そしてえらんでください 小ぶりの瞳がこぼれそうになる ふれあわずにしています 女の子は唇が赤く腫れていく 眠気が声、で めざめだします 小雨が時を教えだし わたしたちがほつれだします それでも 手などつなげず また一人また一人と うずくまる 足取りが重いのは暑さのせいと あのこがしがみつくからなのです 泣きそうなのは一緒なの あのこもこのこも まぼろしにみえてしまう 夕方のほうに背けた顔 影のあとが消えないよ 耳をすませて羽の奇形をみる 茂る、すきまから洩れる水という水 音という音 翻るスカートと洪水になって 声になる 目から耳から入りこんで 膨らんでいく あなた、みたいね はらはら不規則に舞う はきだしてしまいたい たくさんの斑なしぜん 夕立のあと 立ち上る匂いに振り返るのは あのこともこのことも 仲良くしたいから けれどわたし、勝手に 足を前にだします ほんとうは かけだしてしまいたい 手をつかみ 影絵みたいに一つに くるりとまわっておうちに帰ります 約束はできない夏でした とてもちいさな夢のようで それでも 幼さが残る約束 を噛んでキスをしよう 自然にめぐる胸に 黒ずむ瞳に ぽたりと垂らす最後のねつと 夏のおわり
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