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目に映る目 わたしの目 わたしを見ない目 片方の帰路 世界は座る 金と緑 光のなかの暗さに手を染め 窓の奥の星に触れ 重なり飛び去る 灰のはざま 崖に刺さる舟と見つめあう 午後はすぐ近くまで来ている 文字が削りとられた壁 燃えさしが 小鳥の巣分かれのように ひとつひとつ消えてゆく 器がひとりふるえている 窓の外にも 器はある かきむしる 指おり数える ふかみどり 絶えぬ風 かがやいている なにもかもおよばぬところで かがやいている 海辺の骨のやりとり 通りすぎ ふりかえり 一瞬の黒い軌跡だけを見る 無音の白い生きものが 丘を照らし坂を下る 路傍の樹 降りしきる陽 黒と金 青と金 暗がりへひらき たなびくかたち 狼煙が重く 川をたたく 冬は 去ることがない やわらかな硝子の鼓が鳴る ひとりの陰 どこまでも 離れた土 別の時間の流れがあり 出ては入り 出ては入る かすかな 金と緑に滲む
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