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駅前通りで人込みで刺されるタガーナイフの一筋に 切り離された明日のない顔の群れに立ちすくんでいたら悲しかった 君の放たれた あるいはもう取り返しのつかない 浸るような赤茶の瞳には陰りさえないから僕ら いつまでも加害者のままでいるなんて悔しい ビルディングに国境に地下鉄に配備された鈍感な暴力に 震えていたくなんてなかったから裸足で 有刺鉄線を踏み越えて鉄塔へ下るグライダーの幾何学模様の片鱗を拾って 無抵抗だけが正義なら 僕らいつになったら殺されずにすむのだろう 子供らのわめく公園の金木犀が美しいことだけです 子供らのわめく公園の金木犀が美しいことだけです 衛星がどこかうちあげられたり空ばかり眺めていることに気付かされたり 足元に飛散した白骨の絨毯をひしひしと足音にしていると 星条旗のジャケットで闊歩する黒人の少年が真っすぐにあるくシベリアの鉄道下には幸せしかないような気がしていたのに 唾を吐き捨てる犬の尻尾には15000円のタグが翻るシリアルナンバー5D137Aの真鍮は高らかに鳴り高らかに何なのか意味はない音楽なんて数列の奇遇でしかないだなんて 押し入れに詰められた生き物の亡きがらを あなたに喰い千切られた青白い心臓を 狂い咲く夏にあなたがたが奪ったなにもかもを 許せる日が一日だって 許せる日が一日だって 許せる日が一日だって 今までもこれからだってないのに 人が好きだとか愛だとか倫理だとか どうして笑いとばすことができますか 子供らのわめく公園の金木犀が美しいことだけです 子供らのわめく公園の金木犀が美しいことだけです
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