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非常階段から果ては無限 一面の雨で凍りついた藍の実 指が紫に染まってしまうよ 衝動は膨大な情動へ 拡散の過程閉ざすなかれ 開け放したものは何だと言う 蓄積されていたものの正体は 確かさに錆びを増幅 軋ませ律動し招けと 素足の裏が踏みつけた海 いいえそれは暮れの水溜まり 転がり続けた藍の実を敷き詰め 青み掛かった体温を鳴らせ きん。 きりり。 きん。 きりり。 ええそれらの冷たさは 柔な器官に忍び込んでいく 親指と人指し指 隙間無く散る藍の実を摘んで 唇に そっと 唇に 雨音の透明な舌を舐める 幼い愛撫を感じ受けとめるは 飲み下した藍に凍えた子宮 逃亡を謀った地上から見上げても 駆け抜けた金属音は聞こえない かきけした ごまかした まぎれこんだ うずもれた かくされた かきけされた かくして 感受する程の甘みも酸味も 甘受するのは冷たさだけで 藍の実 雨は額から胎内を滑り 果実を優しく溶かしたよ すべて紫に 染まってしまうね ほら想像して
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