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そして 指の隙間から こぼれおちてゆくものの 行方を わたしは知らない 目線よりも 少しだけ高くで 懐かしい声が遠い てのひら 柔らかく包みこむ 体温の空は 魚のように広く、 なだらかに泳ぐ 浮遊する午後の岸辺 声 寄せては帰す 波の狭間で 声の鳴る 燃やされた 地平線の向こう側の 白く あたたかな内陸 花冷え 発芽する緑の呼吸 桜の裸体がいっそう 夜を美しく散らして 空に広がる指先の 凍えた隙間から こぼれおちてゆくものたちの かすれた声が鳴る ざらついた 四月で あなたが 少しだけ遠くなる花冷え
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