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何処にも往けない心を置いては けして何処にも往けなかった 春の日 桜が散るように赦されていった 踏み出した足の爪先が示す先を希望と呼んでも良いなら 明日の向こうへあなたが在ると知る今 この胸は何処にでも往ける 水面を愛でて花舟が空を渡る 水紋は織り綾に満ちて 帰化の煌めきに宿る 遅すぎたのかも知れない それでも 呼吸(いき)をしている ひとつずつ緩めゆく様を 伏せた腕の間から微睡むように見つめるまなざし 俄かに吹き返す徒花を 蜜のようだとはんで吸う唇がこわい 震えて うなじより羽化する音を聴いた また渡る彼方 あなたへと赴きはじめる心の先を 肩越しに見上げた空の放物線にあずける
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