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光のうわずみ 草の行方を呑み干して 夜の鳥が鳴く ここに居たい ここに居たくない 願いと砂と滴の器 はばたきの影 眠りと頂 どこへゆくどこへゆく 美しさだけを切り抜いて つながらずつながらぬ冬の道 手につもり手になる蜘蛛の紙 土の下の午後 つなぐ水彩 ひとまわり遅れ 二重に響く 区別のつかない色 音 光 無いもののように降りそそぐ あなたは数ですか いえ ちがいます おそらくわたしは ただの境です 線をつないで 一息つき 声のないまま すれちがうまま とどめおくことのできぬまま 紙の下の紙 黒い森 糸電話の夜 からまるばかり 昨日と同じ日の終わりを 左目だけで聴いている 雨がたどり着くときの ゆうるりとした火とにおい 風が風のまま風を踏み 誰からということもなく帰りゆく 半裸 闇と目 くちびるを待つ永さ 虚(そら)に立つ虚(そら) 踏みはずし 虚は高みへ高みへと降る 偽り 言葉 色 音 光 境のかたちに降りつもる
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