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簡単なことなのかもしれない 花を摘むのと どう違うだろう ゆらめいているのは 僕じゃなかった ストライプの君の 真新しいシャツが靡いたら 朝露がひとつ零れる わかるだろうか 死んでいったものたちの気持ちが いつか まるで細い細い線を掴むよに わかるだろうか 君は何かに例えて詩を書いた 僕にはわからない そこに辿り着く前に 挫けてしまいそうだよ 何も持たない人だけ味方 わるいゆめからさめよう 自転車のブレーキ音 あのときとおんなじ 風入る窓の呼吸 ないほうした さこつ 僕らがたしかに間違ってしまった場所 馴染みある不安を背骨に引っつけて カタカナを一つずつ覚えていく 忘れるなんて 簡単なことなのかもしれない 君が涙腺から落下している その後を花 無数の花が咲いて ゆらめいている
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