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寝付かない子を抱き上げ、あやす姿が 豆電球の中ぼんやりと視界の端で揺れている 小さな声で 何かを囁く 途切れとぎれに言葉は 意識の薄皮を 超えてはこない 浮かんでは消え 浮かんでは消え 眠りにつく瞬間は 未だ、知らないままでいる わたしの一瞬 不意に 意識が破れて 隣を見つめる 誰もいない 暗がり わたしは 豆電球のまどろみを いつまでも探している 舗装の悪い 県道 トラックの弾む音が遠くとおく 知らないところへと伸びていく うなり声 腕の中で眠る 子の 目を開けて その姿を見つめている わたしの瞳を 見つめている
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