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別れて、泣かなかったから、ずっと苦しかった。 波打ち際を 心臓ぼっち抱えて 不安定に歩く私は まだ名前すらなくって 幸せを知らない幸せで笑った あのときはそれが本当でした 今だって嘘にはならないけど 本物じゃなかったってことは分かります 音がなる方へ まだ道が途切れない方へと 私は四六時中歩いて それにも終わりがあること なんとなく風に聞いていた 悲しいとか そういう青い気持ちは湧かなかったのに 自分が寂しいって どこかで焦っていたせいで いくつかの足跡を見落として 引き返したり慰めたり 忙しく誰かを待っていた 星を売るときの約束を、あなたはまだ憶えていますか。 そこが最果てのように見えた あなたは濡れた髪を搾って 私と同じ波打ち際を さくさくと軽やかに渡った 手をとりあうと温かくて 初めて自分を理解できて そうだ 私が私だけじゃない私に なったら名付けたいと思った できればパラスとアテネみたいに 悲劇でも誰かと共にあるよう 願いを託して星を売った あなたにだけその場所を教えて 別れて 今度こそ泣いたら それがそのまま海になって 命を抱いたら幸せでした 道はまだ どこも 途切れぬままで
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