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名前しか知らない女の子と海へ出かけた その日は 朝から少し寒くて 女の子はベージュのマフラーをして現れた 海へ行くんでしょ? そう言うから僕は 海へ向かうことにした 海は穏やかな 細い細い線を 浜辺に送り続けていた 車のドアを閉める音 砂の上の足あと 確かめるようなため息 マフラーと白波が 重なって 女の子の首だけ ぽつんと 浮かんでいるように見える 空はどこまでも 突き抜けた色で 他に生き物がなくて ほっとしたようにも見える 遮ったものは 女の子の黒い髪 僕に 名前を教えてくれた たったひとつの予言 初めて出会って たどり着く前に そこは海で 僕は女の子の名前を ドア閉める音 砂のベージュ 朝の寒さと色 確かめるような足あと ため息 送り続ける白波 海へ行くんでしょ? 名前も知らない女の子 風で靡く その黒い髪が たったひとりの僕を 教えてくれる
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