メッセージの編集
お名前
タイトル
ホームページ
本文
彼氏の部屋へ向かう途中 交差点で待つ車が五台すべて白い わたしは脇のベンチに座り タバコに火をつけた 初夏の陽の反射を 差し向けられ目を細める 生み出された汗が腋をにじませる たぶんその瞬間に母は息を引き取った 交通事故だった このタバコは彼氏が「欲しい」とメールしてきた ぶんで新しい箱を買わないとまた殴られてしまう だろうけどそんなことはどうだって 構わない 楡の木が後方から 影を揺らせ プリズムたちは いっせいにブタやカエル あるいは星へと変化していった わたしはそれをとても良い符丁だと感じる
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]