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紙をたたんで、小舟を浮かべて、 わたしは出発した。 人のかたちをするものになろうとして。 その指を切り落とすと、指に指の、 その目をえぐり出すと、目に目の人格が、 一つ、与えられる。 そして、残ったかたちの性格は、 息づきやえづきから、 語られる内戦まで変わらない。 わたしの自然は、太陽を塗るように、 そこにまるくある。 風や波に、より青いものに、 右に左にもまれながら、 今日に近づいていく。 時と場所を選んで、おめかしをして、 わたしたちは約束する。 生活を経て恋をすることと、 恋を経て死んでいくことを。 立体的な言葉で、立体的な像を描いて、 自分を結びつける。 この歌は、 このわたしたちと同じ重さだから、 ものと云うものは美しい、 やわらかい塊になって、呼吸している。 花びらも、 男の子の女の子や女の子の男の子も、 紙の上で、西洋音楽のように歩いている。 袋の中に、二度と死なないものが入っている。 生きているものは、 生きているところから離れて、 これに栄誉や恥辱を与えなければならない。 みなが政治の話をしている時、月の裏で、 蛇はしっぽを食べている。 ありふれているので、見向きもされない。
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