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六月二十七日は、 私のしるひとの命日です あの葬式では、 天気雨降りました。 七色の午後 左手薬指の約束に花輪をそなえました。 あの天然水は このからだをとおりながれることはなくいまも 封を切られずに沈黙し 幽かな光に静止しています 行方不明な影を たどることは出来ず 傘をささずに立ちつくし 空の雲をみあげました くちびるもぬれて、ぬれて うしなったはずのことばを 視線にそわせた しずけさが飽和している 宙をつかんだこぶしのなかに 、すべてあるの、とひらく左手めまいにかざす いつかしら。(風のふきすぎ(万有、引力、さね。 色もなく玄雲(は)(水影透けて(下もなく いなびかり(を)、(投影され(上もなく いなびかり(に)、(映る(左右もなく 心音轟き解ける雲(まなざししずか(ここはどこか 天の河へと流れこみ(古の血自動脈を(障子のむこうは縁側 風をみつめる翼の飛翔(いつまでも(ひとしれず 青葉はゆらぎ(神経はふるえ(光合成 円をかく傘(しろがねの切っ先(つかをにぎる解放 超新星の(胎動の微笑(ひかれあっている 掌は(浮上(と 鎖骨の曲線(を(演奏し よみがえらせる(そっとふれ(なぜる 星雲の空想さ(あやすあやとり(無時空を そうね。変幻自在の葬列が拳螺の中心へさか のぼっていく私のしる世界のみが世界ではな い光の軌道の静脈を雲影さまよう糸杉を想う 墓守へ伝書鳩を飛ばす花輪の受付は黙礼をす 。。。 やっと本日、あのかたの果てしない花守の、 水限をむすぶ 果実は遠いおもひ出 ※(ふりがな)水限(みぎり)
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