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てっ、てっ、てっ、 沖合いから、血の雨雲 降り始めて、初めて、それが鋭い鉄、 器と気がつき 受けとめる、て、つ、 てつ 鉄、、鉄だ、、、 鉄の匂いがする 首をまわして森の外を伺う 動悸が速くなる、生き延びたい、優しい声にも騙されてはいけない 近づいて来るものは虹でも光でも、、、 なかった 悲惨だ 森に逃げよう 山羊も緑色の匂いのする虫もガジュマルの小さな、、、娘たちも ある朝、突然、死んでしまう 雨のようにやってきた 小道の道先を炭で黒く塗りつぶされ上空からも待ち伏せされている 夜のうちは巨人の足音、、、 のせい、、、 沿岸では波が高まり嵐が迫っている 、、、目を閉じ、、耳をすませて、、肌と産毛だけで総立ち、感じとる 息子よ、生まれたばかりの 思い出せ、私の血 動脈が流れ去る速さで 近づいてくる風のこえ 周辺に円を描いて、中央に集まるのは危険だ 森はどれほど濃くても、小さな島ではすぐに狙われてしまう 隠れたつもりで、外からは丸見えなのだ 孤島の小高い丘に、森 住民はみなそこに集まっている 、、、 ー ーー ーーーほら、降り始めた 火の満ちた庭先で解体が始まる 喉を掻き切られ血しぶきがあがる 男が若い女を赤ん坊が泣く母親を船が戦闘機を蛇が豚を国を守る兵隊が民間人を歩けない老人もナイフ、銃が無ければ石や木の枝で殺した 少女である 私は友を殺す 敵の手にかかるぐらいなら自決セヨ 昨夜みた夢の話ではない、、、 「後世に敵側の公文書では集団自殺と記録される」 空から落ちてくる 「太陽を信じられない者は、裏切り者だ」と書いてあった 紙の束で叫んでいる すぐさまそれをひろいあげ 目を開けない前に書き写す 明け方 記録ではうんめいの朝に
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