お名前
タイトル
メールアドレス
※変更する場合のみ入力
ホームページ
本文
あさ水を弾く 風が汚されたのどをあらう 聴覚のゆめは畸形の吐いき 明日から野放しの天使が * 生まれたばかり生まれたままで蟻が燃えて、逃げた骨片の表面で水が啼いている。話し声 が気になってカードを投げつけようとして水銀の川を。絵は二十二枚、それを十一枚とみ なし一枚を除くべきか加えるべきか悩むうちに炭酸の海に無数の花が転生した。息が喉か ら拡がる。丘には放し飼いの爪あとが夜ごと走っている。 * 九十九の浜を 生きたままプリンターの口からは ぽろぽろとリングの石灰の滓 夜が仮にも夜ならば 結節をデネブとして波を口にふくむことで 「いいから」と言われた背中をみている * 私は生物ではなく namamonoとして 装着した本や 海藻を 値引きしたまま歩いて 歌われれば雨に傷つき 切り開かれた体を 地面に縫いとめた * 残骸の静寂は綿菓子をほおばった子の歩幅で、クレーンの鉄塊に骨を抜いた魚の亡骸と小 声で話している。野から海底から、岩が響く音の印字をレコードした婚礼が繰り返し自壊 しているのんびり、星が砂浜を降下していく根が斜めに、大きな空を裏返して夜の表面か ら膿んだ泡が、波が冷たくて喉をあらった。
設定パスワード
画像ファイル
編集する
削除する
[
掲示板ナビ
]
☆無料で作成☆
[
HP
|
ブログ
|
掲示板
]
[
簡単着せ替えHP
]