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[1] 今年の桜は如何程か
By 高杉晋助
懐古の声を聞き彷徨う馬鹿は俺か、それともてめェか。捜す殿方が俺か如何かなんぞ確証は得られやしねェ、只思いつく限りの記憶を頼りにこの地へまた足を踏み入れた。…二度と戻る事はあるまいと思ったが…そうさな、今にも消え入りそうなてめェの面を見ちまった所為か。
情けねェ事に声を掛ける自信も無く、この場を拝借させて貰うとするぜ。
てめェと別れてから四季を超え、また江戸の街は寒々しい銀世界になったな。相も変わらず阿呆面ぶら下げ、のうのうと飲み歩いている頃か。
…てめェから縁を切られ呆気にとられている内に月日が経ち、今となった。あれから、まァ色々とあったが元気にやっているとだけ綴っておくぜ。
伝えてェ言葉を他所に前置きばかり長くなっちまった。借りた場で長話すンのも何か、この辺で結びとさせて貰う。さて、気が向いたんでてめェが腐る程食ってやがる甘味でも偶には食ってみるとするかね。そうさな、味は…抹茶味だ。
02/09 00:13
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