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[1] 高杉
By 坂田銀時

もうここに訪れることもねェどころか、この世界に居るかどうかもわからねェお前に宛てる。
最後に言葉を交わしてどれくらい経っただろうな、覚えてんのはこの日にお前に色んなモンを残して俺から出てったことくれェだ。

あれから、お前を忘れようと俺なりに努力ってのをしてみたつもりだ。だがどれも上手くいきやしねェどころか、益々お前が良いと思うばかりになるだけだった。
こんな思いをするくれェなら、あの時に犬猫を引き取って孤独を紛らわせてた方がよっぽど良かったかもしれねェな。
お前の形に空いた穴は、お前でしか埋められねェんだと思い知らされる毎日だ。ただただ会いたくて虚しくて辛ェ。

こうして探されることも嫌がるだろう。けど、どうか許してくれ。もう誰のことも想えなくなった俺の最後の我儘だ。
そう長い間、同じ時間を過ごした訳でもねェのに、どうしてもお前が忘れられねェんだ。どうしようもねェほどお前が良いんだ。

もう一度、もう一度だけで良いから会って、言葉を交わしてェ。
高杉、ごめんな。まだ俺ァお前を愛してるよ。

08/10 01:55
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