返信する
[1] 想い人との幸せは掴めたかね
By 高杉晋助
未だ冬の只中だったか。夜更けから明けに掛けて、此処では無い茶場にて出逢い言葉を交わした万斉への言伝だ。鍵と云えるものも余り無い。俺は柄に無く出逢いを探して居る最中、手前は片恋中と云ってたか、其の相手と相互に想い合っては居るようだったが。緩り仲を深め合う手前達の歩みを影ながら見守ると、伝えた覚えが在る。記憶が今以上失せぬ内にと気紛れさね、此処を見てるか否かも分からねえが。
邂逅は彼の夜の一度切りだったが、色恋に関して似たような考えを持つ手前との話は愉しいもんだった。報告に来るとの言葉を真に受けた訳じゃあねえが不意に頭を過ぎってな、穏やかに過ごして居りゃあ幸いと。――其の後、如何してるよ。奴さんとは唯一と云い合える間柄に成ったのかい。
そう云やァ三つ程前の月、俺にも唯一だと言える野郎が出来たぜ。今は喧嘩したり戯れ合ったりの騒がしくも温かけえ毎日を過ごして居る。彼の時良縁をと願って呉れて有難うよ。此の通りだ、手前も満ち足りた日々を過ごして居る事を願う。
近況も伝えた処で、そろそろ筆を置くとする。気でも向いたら何時でも言葉を残して置くと良い。改めて彼の時は相手感謝と、礼を。
06/12 04:04
[編集] [返信]
[*前][次#]
返信する
[戻る]