【こびと王】



「あんッ!!!きもちいいよ〜ッ!!!」

ふんッお前はオレのなんだ?

「まんこ…まんこ便器です‥」


琴葉はレオンと付き合っているM女だ。なんでも命令に従う従順な精液奴隷、レオンの勃起した男性自身から欲望を排泄するだけの道具だった。
うつ伏せになって痙攣している琴葉のケツ肉を乱暴に開くと、いやらしくマン汁をテカらせているアナルに指を差し入れる。


「肉人形のユルまんはこうでもしてやらないとガバガバだからまんこが締まらないんだな?くっくっく‥すけべにヒダをひくつかせやがってよ‥」

レオンはケツ穴に中指を入れたまま、ちんぽの先で琴葉のひくついている恥処をこねる、「おいッ変態!!!きたねぇマンコから涎垂らしやがって!!!この売女め!!!」

後ろから尻をぴしゃりと叩きながら、ちんぽの出し入れが始まる。
濡れ濡れの女性器からクチュッ!ヌルクチャッ!!という恥ずかしい動物音が冷たい部屋に延々響く。

レオンはスペルマを顔射でぶっかけると、琴葉はすぐにおきあがり精子臭いちんぽこに両手を添えて丁寧に舌で掃除した。

「きれいにしろよ?このあとほかの女にハメるんだからよ。」


琴葉はレオンになまえで呼ばれていなかった。

「おい、穴ッ!今月の家賃がたまってるぞ?おまえのアルバイト代からはらっとけ」

身もこころも琴葉は完全にレオンに調教を施されていた。


そう、あの日までは…



レオンはいつものように目をさました。

「おはようございます、ご主人様…」

なんてことだ!!
そこには巨大化した琴葉がいた。
いや、ちがうちいさくなったのはレオンのほうだった。

琴葉は興味しんしんにレオンを見つめると、にこっと笑った。


「かわいいですよ、まるで…くすっ。」


レオンは驚愕の中で琴葉に言った。

おいッ!!なにを笑ってやがる?ご主人様が小さくなったんだぞ?

琴葉の小指ほどのレオンが怒った。
レオンが失意のなかあたりを見回すと、そこには、銃のような不気味な機械があり、
コビト奴隷株式会社というステッカーが貼ってあった。
レオンはうっすらと事の成り行きを理解しつつも、自分の状況をよく受け入れられてなかった。当たり前だろう、突然にすべてが変わったのだ。


そう、この日から…



「琴葉ッ!!ごはんはまだか!!」

レオンはとても腹をすかしていた。

「ねえ、ご主人様?わたしアルバイトでとてもつかれてるから、後にしてよ…」

レオンは激怒したが、琴葉はベッドによこになり、すぐに眠ってしまった。
レオンは腹をならしながら、ひたすら琴葉が起きてくれるのを待つほかなかった。
いつものように怒鳴り散らしたが、虫が鳴いているように、力無く響きわたり、
コビトはやがてうなだれた。


琴葉は目を覚ますとソファーに浅く座り、赤いペディキュアをぬりながら、
どこかにでかける支度をしていた。
レオンは空腹に耐えきれず、琴葉の足元にあるいて行った。


「琴葉、ごはんをくれないか?とてもお腹がすいているんだよ。」


少し媚びたように笑う自分を恥ずかしいと多少意識しながらお願いした。

琴葉はキッチンからビスケットを一枚もってくるとレオンにそっと差し出した。
レオンは、ビスケットにかぶりついたが、大きすぎて食べられないでいた。
自分で食事すらできないなんて、レオンは怒りの行きどころを探しつつ琴葉のほうを睨むと、ちょうど左足のペディキュアを塗っている琴葉と目があった。


「なあに?ご主人様」



レオンは怒りをあらわにした。

「なんだ!!おまえはご主人様がこんなに腹をすかしているのに、のうのうとしてやがって!!!さっきだって食べられないのを見ていたじゃねーか!!
さっさとビスケットを小さくくだけッ!!!てめー!!」


すると琴葉はもの静かな口調で話しはじめた。

「はっきりいっておくけど‥あなたはもう私のご主人様じゃないの…わたしね、他に好きなひとができたの、いまからそのひととデートなの、でも心配しないでね、あなたの事はちゃんと飼ってあげるから…」


レオンは噛みついた。

「ふざけるなッ!他に男だと?あなた?飼ってやるだと?いい加減にしろッ!!バカやろうがッ!!!」

琴葉は綺麗な顔にすこしだけ意地悪な自信を携え、不気味なほど冷静にレオンをみた。


「そう、わかったよ、じゃあもう一切構わないから、ご飯もひとりで食べてください。ご主人様としてのプライドを選ぶか、わたしに飼ってくださいってお願いするか、あなたが自分できめればいい、男なんだから。答えないのなら、あたしデートにいくから、もう戻らないかもしれないけど、いいわね?」


答えは決まりきっているじゃないか、レオンは空腹でいまにも倒れそうなのに、ご主人様というプライドから口を開けないでいた。

そんなレオンを琴葉は見下しながら、返事を興味しんしんにまっている。
空腹には耐えきれずレオンは意を決した。


「オレの世話をしてくれ…」

琴葉は小さいレオンの思い詰めた表情を楽しむように言った。


「理解してないのね、体だけじゃなく頭の中も小さくなったのかしら?呆れた、じゃあ行くね。」

琴葉は部屋のドアノブに手をかけた。
もう戻らないかもしれない、その言葉の意味するところをレオンも十分理解している。
たちまちレオンは顔面蒼白になり、まるで女子中学生が彼氏に捨てられて、すがりつくような女々しさで琴葉にすがりつくしかない。


「まってくれッ!!いや、まってください‥」

琴葉は足を止めると、迷惑そうにレオンのほうを見た。

「なによ、しつこい男ね、わたし忙しいって言ったよね?馬鹿じゃないんだから理解してよ、なによ、女にここまで言われていまさら何を言うことがあるのよ?あ〜女々しい!!いらいらするよ、でなに?」


レオンは膝をつき、琴葉の立っている地面に頭をつけた。



「飼って‥ください…」

小さいコビトが土下座をしている。
屈辱からか、レオンは微妙な息づかいで、様子がおかしかった。もし、これ以上言われたらオレは、男として、いや、人間としてどう生きてゆけばいいんだ、頼む許してください。もう、許してください。そんなレオンの心中を知るように、見下しながら琴葉は女特有の弱者いじめの手をゆるめなかった。


「やだ…虫みたい‥。驚いたよ、ねぇ、まるで虫けらみたいに這いつくばって、女に飼ってくださいなの?最低。小さい男‥ねぇ聞こえてる?あなたにはプライドがないの?そんなにプルプル震えちゃって、奴隷みたいにわたしがいつも歩いてる床に頭こすりつけて、媚びてるの?すごく哀れよ?どうしようかな?まあ、ちょうど犬飼おうと思ってた所だし、飼ってあげるよ。あははは!!情けない犬だけど飼ってあげる、あははは!!!」


レオンは顔を歪めながら屈辱のことばを聞き、琴葉の返事をきくと絶望感が全身につきぬけて行った。


「そのまま待ってて。ね?負け犬」

琴葉は冷たくレオンに唾を吐きかけると、ソファーに向かい携帯で誰かと話しはじめた。レオンは琴葉の侮蔑の唾にまみれながらも、床に額をつけ、琴葉が戻ってくるのを待つしか許されなかった。屈辱感は最高に達し、少し離れたソファーからは自由な琴葉の楽しそうに話す声が聞こえる。電話を終えると琴葉は着替えをはじめた。勝負服というような感じの衣装に着替えると、ソファーに座り足をくんでテレビを見始めた。


レオンは自分が放置されている状況に気づいていたが、どうすることもできず、情けなくおもいながらも、ひたすら琴葉が思い出してくれるのを待つしかなかった。
一時間ほど経つと、琴葉はレオンに気づきこちらにやってきた。


「あら、まだそんなことやってたの?そうとう床が好きなのかしら、この馬鹿は。」

土下座しているレオンの前に静かに立ち、冷たく見下しながら続けた。


「忘れられたかと思ってるんじゃない?一時間も放置されてたんだもんね、でもね、忘れてなかったの、ずっと惨めにそうしてるだろうなと思いながらテレビを見てたよ。はっきり主従関係をわからせる為に、それにしても、やだ、なんて惨めなの。」

蔑むような口調で、琴葉は楽しそうにレオンを見ていた。


「ねえ、なにか言いたいことあるんじゃないの?」


レオンは土下座したまま、もういちど琴葉にお願いしなければいけないことを解っていた。空腹も手伝い、レオンはこころの底から絶望し土下座の疲れからか足が痺れ小刻みに、貧乏くさく身を震わせていた。


「オレに食べ物を与えて下さい、どうか…」

少し煮えきらない口調で遠慮がちにレオンは言った。プライドが無意識にそうさせたのだろう。
琴葉はレオンがもう限界まで空腹なのを知っていた。ゆったりとしたイスに深く座ると足を組み、琴葉の足先がちょうどレオンのまえでブラブラとしている。レオンは悔しいような情けないような気持ちで、酷くそれを気にしながらも、プライドで気にしてないように装うのに必死だった。それを知るように、琴葉はわざと、レオンの感にさわるように足の指を馬鹿にしたように動かし、情けなく何もできず、地べたにひれ伏し反応の奴隷に成り下がったレオンを冷たく見ていた。


「食料あげてもいいけど、お願いの仕方がなってないね、あなた馬鹿だから仕方ないか、教えないと。まずね、どこみてるの?わたしの目を見るものよ、こういう時は。そしてこう言うの。」


身体的にひとりで食べることさえできない境遇の男は、空腹で震えている。
なにひとつ失うもののない裕福な女の足が目の前にそびえる。


琴葉は、一通りの言葉と躾を喋るとわざと無口になり、レオンの前にペディキュアを塗った足先をブラブラさせ、わざとモラルのある賢そうな目で、レオンの挙動を見つめた。

レオンは琴葉と目を合わせられなかった。なぜか自分がとても卑しい身分の者のような感覚に苛まれ、ようやくに怯えたように琴葉の蔑みの目を見上げた。


「わたしは、ちいさいコビトになってしまい、ひとりで満足に食料を食べることさえできない、情けない廃人です。めんどくさいかもしれませんが、この哀れなコビトは餌を小さく砕いてめぐんで頂くほか生きることができません、どうか、この役立たずの賤しい乞食に哀れみの餌をくださいませ。」


ひととおり言い終えると廃人は地べたに顔面をつけた。


まるで、一通り教えられた馬鹿な犬のように。






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