【ブサ彦物語5】
部屋の隅に単に麻袋とさの先に靴下が脱ぎ捨てられているとしか見えないでしょう。
皆さんはシャワーを浴びられて、その後は巻き寿司パーティーが始まりました。
ものすごく楽しいそうな雰囲気が伝わってきました。今日のテニスのこと、明日は何しようかとか、巻き寿司のネタはこれはおいしいとか、ワイワイガヤガヤ本当に楽しいそうです。そこには若い美しいカップル様たちの楽しい青春の一こまがあるばかりです。
楽しいそうなカップル様たちがいる同じ部屋の隅で私は身動き一つできず、そのカップル様たちの靴下に埋もれているのです。楽しい輪の中には私は全く存在していません。
私は単なる物体にしか過ぎないのです。私はカップル様たちの靴下の脱ぎ捨て場でしかありません。
そしてそうすることでのみ、このペンションに存在できる意義のない身分なのです。
ペンションでの初日は始まったばかりです。カップル様たちの楽しげな会話が、より一層自分を孤独な気分にさせました。これが現実なのだと思いました。私は必死に孤独を紛らわす為に、顔の上に脱ぎ捨てられた靴下の匂いに没頭することとしました。心の中で必死に「オナニーしたい!」「オナニーしたい!」と叫んでました。勿論、言葉も発する訳にはいかないので、心の中で必死に叫びました。カップル様たちの楽しげな巻き寿司パーティーは夜遅くまで続きました。
その間、私の存在は完全に無視されております。いや、無視と言えばまで聞こえが良いのかも知れません。美しい方々にとって、私のような醜い物体は存在しないもの、石ころ見たいなものだったのかも知れません。
しかし、いつしか楽しげの声も止んでいきました。恐らく、皆さん各小部屋に入られたのでしょう。小部屋では各カップル様の愛が濃厚に確認されているのでしょう。彼氏は彼女を抱きしめ、愛し合い、二人の愛を確かめ、そして自己の精液を彼女の膣の中で発射されているのでしょう。しかも、何回も何回もこの崇高な行為を繰り返しておられることでしょう。
一方で、醜い物体である私はというと、そのカップル様たちが脱ぎ捨てた靴下の下に埋もれて、身動き一つできず、一言さえ発することも許されず、オナニーしたい、オナニーしたいと悶えているのです。
私は靴下から発せられる芳しい足の裏の匂いに自分の気持ちを集中しました。そうでなければ、自分の存在意義を問いかねなかったからです。何のために生まれてきたのか、生きる価値があるのか、そんなことを考え出してしまうと、また強烈な孤独に悩まされてしまいそうになり、押し潰されてしまいそうです。完全なる身分の相違を自覚せざる得なくなります。私は、明らかにカップル様たちの靴下を通して、精神も含めてズタズタに踏み潰されているのです。靴下から発せられる美しい方々の足の裏の匂いに包まれながら、いつしか眠りに入りました。
何時間眠ったのでしょうか?ドンという頭を叩かれ目を覚ましました。頭上から松田祐介様の声が聞こえました。「おい、口開けろよ。朝メシだぞ!」と靴下に覆われた私の顔上の靴下をかき分け、口の部分のみ外界に晒しました。私は口を開けました。そして、その開けた口に何と使用済みコンド−ムが山ほど注がれました。「たっぷり入れてやったから、よく味わって食えよ!タンパク質は十分にあるから」。。。。。。
最高の屈辱を感じました。何と、5組のカップル様が昨夜楽しまれた使用済みコンドームが私の食事なのです。私は悔しさで何か言い返そうとしました。しかし、今ここで言葉を発すれば夢のオナニーは諦めざるを得なくなります。屈辱に耐えながら、じっと我慢しました。
しかし、そんなことよりももっともっと堪えたことがあります。
恐らくソファーのところに座っておられるのでしょう。福長弘美様の吐き捨てるような次の言葉を聞いた時です。
「祐介。早く、その靴下、そいつの顔に被せてよ。そいつの顔が空気に触れるじゃない!空気が汚れる!」
「すまん。すまん。」とそう言いながら口元のみ外界に接していた部分に靴下を再び載せられました。
そして再び、私の顔はカップル様の完全にカップル様の履き古した靴下で覆い隠されました。
そして皆さんは朝食を済ませると、再び遊びに出かれて行かれたようです。
また、一人ぼっちで取り残されました。
夕方くらいになったのでしょう。恐らくテニスをされて帰ってこられたと思います。
また、私の顔に更に靴下が脱ぎ捨てられていきます。こうした日々が続きました。
楽しげなカップル様たちの会話、日に日に脱ぎ捨てられていく靴下の山。靴下の山に埋もれて、全く陽の光りを見ない生活。昼も夜も区別がつかない生活。使用済みコンドームも果たして朝だけなのでしょうか?2日目以降は、よく分かりません。コンドームに付着したカップル様の愛液を舐めながら、生きながらえる日々。7泊8日です。最終的には5組のカップル様、10名の男女の靴下80足に埋もれることになるのでしょう。私の顔には脱ぎ捨てられた靴下で山盛りになっていることでしょう。
私の吸う空気はカップル様の靴下と靴下の重なりの隙間からわずかに漏れてくるほんの僅かな空気です。
しかも、その空気にはカップル様の足の裏から発せたれた汗や垢の塊である靴下のフィルターを通して、私の鼻を通過する時には、見事に足の裏の匂いがこびり付いているのです。
私は「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」と心の中で念仏の様に唱えることでこの屈辱の日々を過ごしました。全ては5人の女性の足の裏を見せて頂きながら、オナニーする為です。こうした苦悩の日々を耐えに耐え抜いて、もう何日経ったか分かりません。昼も夜も判別できない生活です。しかし、いつしかカップル様の楽しげな会話が全く聞こえなくなりました。また、使用済みコンドームも口に注がれなくなりました。
しかしながら、動いて良いとの許可もなく、ただひたすらじっとしておりました。
静寂の時間が延々に続きました。段々、不安になってきました。しかし、動けばオナニーはできなくなると思い必死にその不安と闘いました。襲い掛かる不安に包まれながら、ひたすら「オナニーしたい」「オナニーしたい」「オナニーしたい」と念じました。
しかし、一向に会話も聞こえてきません。私は不安で動こうかと思いました。が、あと一歩のところで挫けそうな気持ちを抑えました。
さすがに不安が頂点に達し、私はとうとう顔の上の靴下を跳ね除けました。ペンションの中には一人もいないようです。麻袋からも出て辺りを見回しました。何と私は一人で取り残されていたのです。カップル様は当の昔に帰られていたのです。大広間の机の上には手紙とアルバムが置かれてました。近くの時計の日付を見ると、何と私がこのペンションに来てから10日目になってました。私はほったらかしにされて、2日間もカップル様の靴下の山の下でオナニーしたいと念じていたのです。滑稽以外の何者でもありません。
手紙には福長弘美様の筆跡で以下のように、したためられていました。
「もし、この手紙を読んでいるならオナニーは諦めること。許可なく動いた証拠ですから。もし、この手紙を読まずにずっと動いていなかったら、ご臨終でしょう。私たち10名は心から後者であることを祈っております。お墓にしてあげたのですから。前者だとしたら、貞操帯に付いた鍵は決して開放しません。約束を破ったのはあなたの方なんですから、仕方ありませんよね。私と祐介の許可を得るだけでも四苦八苦しているのに、今後10人の許可なんて取れるのかしらね?まあ、その場合はせいぜい頑張って下さいね。あと、請求書も添付してますので、1週間以内に支払って下さいね。」
最初からオナニーなんてさせて頂ける予定なんてなかったのです。私は請求書を見ました。
福長弘美の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
松田祐介の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
五十嵐有里の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
佐藤謙一の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
奈良史子の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
田代栄太の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
野口美樹の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
中西隼人の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
池田美香の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
大山健一郎の靴下1足2万円(片方1万円)×8足=16万円
使用済みコンドーム1個2万円×116枚=232万円
何と、とてつもない請求でした。併せて、392万円です。貯めていた貯金も底をつきそうな金額です。
恐らく今回のペンション費用を支払っても、おつりが来るぐらいの金額です。私はオナニーもできず、カップル様の楽しまれたペンション代を払ってしかも、お小遣いを支払ったようなものです。
しかも、カップル様の靴下の下で必死にオナニーを我慢している間、少なくともカップル様たちは116回もSEXをされていたのです。私は手紙の横に置いてあるアルバムを手にしました。アルバムには楽しそうなカップル様の8日間の思い出の写真が沢山入っていました。魚釣りをされて得意げに写真に写っている福長弘美様の写真もありました。また、その福長弘美様を愛しげに優しく見守っている松田祐介様の目。これこそ、本当の幸せそうなカップルです。私は5組のカップル様の楽しげな写真に見入りました。私の写っている写真は一枚もありません。当然と言えば当然です。かすかに巻き寿司パーティーをされている写真の片隅に麻袋と靴下の山が部屋の隅に写っている程度です。これが自分です。あまりの情けなさに涙が出てきました。
しかし、最後のページに私のアップの写真がありました。私のです。誰がこれを人間と思うでしょう。
恐らく最後の日に撮った写真でしょう。麻袋に80足の靴下が山積みされた物体がそこには映ってました。
しかも、麻袋の上に引き伸ばした写真が置かれています。何と、カップル様10名の足の裏が写った写真が置かれているのです。しかも、その上に、「オナニー死体」とマジックで書かれた紙切れも乗っています。また、80足の靴下の山の頂きにはアイス棒のようなものが立てられています。「オナニー死体」と書かれた紙切れの下には、何と「遺書」と書かれた封筒まで乗っておりました。
私は慌てて、自分が寝そべっていた部屋の隅に行きました。さっきは慌てていた為に気づきませんでしたが、そこには確かに、カップル様の足の裏の写真、マジックでオナニー死体と書かれた紙切れ、そして遺書がありました。靴下の山の脇に頂きに刺してあったろうと思われるアイス棒も発見しました。アイス棒には「ブサイクのお墓」と書かれていました。
私は、カップル様が帰られた一人ぼっちのペンションで生きるお墓になって2日間、オナニーしたいと念じていたのです。オナニーしたい、まさにオナニー死体です。
遺書には以下のように書かれてました。
「僕は皆さんのお履き頂いた靴下を嗅ぎながら、オナニーしたい、オナニーしたいと念じました。本当にブサイクな醜い僕に履き古した靴下を恵んで頂きありがとうございました。僕はオナニーしたいと念じながら、オナニー死体になります。ブサイクな分際で生まれてきて本当に申し訳ありません。心からお詫びします。こんな僕に靴下まで恵んで頂き本当に感謝しております。反省を込めてこの世から消え去ります」
ここまでバカにされていたのです。
私はカップル様10人の足の裏の写った写真を食い入るように見ました。ああ、美しい方々は足の裏もなんて美しいのでしょう。私は自分の顔の上に脱ぎ捨てられた靴下を1枚1枚取り、足の裏に当たる部分を広げて、床に並べました。どの靴下もテニスをされた後の靴下だけあって、足型がくっきり付いています。床に並べた80足、160枚の靴下は壮観でした。よくよく考えれば、私は160枚の靴下をゲットできたのです。仮に皆さんと同じように行動していても、この脱ぎ捨てられた靴下を盗もうと躍起になっていたと思います。私はこの靴下、足の裏の匂いを嗅かずにはいられなくなりました。
そして、素晴らしい着想に自分がいつしか陶酔していることに気づきました。


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