1.土方十四郎 最初で最後の ゆっくりと、けど確実に近付く終わりの音。お前が居る日常からお前の居ない日常に変わっていくのを最近感じてる。だけど俺は止めねェよ。中途半端な事をしちまったらもっとお前を傷付けるし、今までの思い出も消えちまうだろうから。 ずっと覚えいてくれなんて言わねェ。ただ、ふと思い出した時に良い思い出だと思ってくれりゃ良い─なんて我儘か。 これは俺からお前に宛てる最初で最後の恋文だ。これで最後にする。 愛しいお前へ。 愛してた。お前の幸せを切に願う。 土方 十四郎。 2015/8/22 04:46 [編集] |