╋お二人に10の質問╋

[1] 八月二十三日。
By 我愛羅
◆:新郎

08-23

□簡単な自己紹介をお願いします。
砂隠れの里、五代目風影。……肩書きだな、これは。鼬に恋をした狸でもあり、夫兼弟。

□出会いの場所は？
テマリの募集にオレが連絡をした。少し前の記事で諦めも半分だったな。…返信が来て嬉しかったのを覚えている。

□お相手様の最初の印象は？
真面目な姉。少し経ってからは不安定、でもそれを魅力的に感じた。好かれている気はした。"自惚れるな"という野次はまた聞く。

□告白はどちらから？
……どっちだ。出逢った頃から既に惹かれていた。多分、オレから姉弟という関係を壊した様に思う。

□初めてのデート場所は？
デート…、らしい事はした事が無かったな。任務も自宅も同じで、気持ちが通じ合ってから海に行ったくらいか。

□結婚したいと思ったのはいつ頃から？
出逢ってから一年、今迄こんなにも特定の相手と過ごした事が無かった。以来、お前しか居ないと朧気にずっと思っていた。どうせならこの愛を形にしたいと考えた上での結婚だ。

□プロポーズの言葉、またはその返答を教えて下さい。
確か自宅の庭で花火をしていた時に、プロポーズをかけた賭け事をして…オレが負けて。それでもテマリの計らいでチャンスを与えられ伝えた。返事はうろ覚えだが、テマリを抱き上げた気がする。……今思い返しても幸福な気分になる。

□一生の伴侶となる人の晴れ姿を見た感想は？
淡くて美しい。霞草の白に桜の花吹雪。穏やかな春の日。嬉しくも切なさが込み上げた瞬間だった。

□新婚旅行はどちらに？
未定。新婚旅行を意識した事が無かった。……何処か行きたい所があれば、行こう。温泉でゆっくり過ごすのも良いな。

□どんな家庭を築きたいですか？
他愛無い事を幸せだと思える家庭。テマリとなら当たり前が特別になる。

□最後に愛しい人へ一言お願いします。
脆く、でも時たま誰よりも強く頼もしいお前とこれからも共に。……大好きだ。
◆最後に一言:記念すべき日に、お前への愛を記す。

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[2] By テマリ
◆:新婦

10-16
□簡単な自己紹介をお願いします。
改めて…となると難しいな。名前はテマリ。砂隠れの里出身。風影の姉で、妻だ。…あと、ゴマアザラシ。

□出会いの場所は？
私の募集に、我愛羅が応募してきた。…半ば諦めてたから、心臓が止まるかと思ったよ。

□お相手様の最初の印象は？
少し冷たい感じがしてた。嫌われているんじゃないかと思ってたな。まあ、それも僅かな間だったけど。
"好かれている気はした"だと？自惚れるな。……その通りだよ。

□告白はどちらから？
同時だろうか。自然に…とでも言うのかな。お互いに意識はしてたと思うから、あとは切欠だけだった。

□初めてのデート場所は？
デート…？我愛羅も言ってるけど、デートらしいデートはしてない。いつも一緒にいる。

□結婚したいと思ったのはいつ頃から？
プロポーズされるまでは考えてもいなかった…と言ったら怒られそうだな。一緒に居られるだけで幸せだと思ってたんだ。

□プロポーズの言葉、またはその返答を教えて下さい。
結婚してくれと、ストレートに言われた気がする。どんな返事をしたのかは…余り覚えてない。プロポーズの言葉を聞いて舞い上がって、自分が返事をしなければならないのを忘れていた…から、慌てて何か言ったと思う。とにかく嬉しかったのだけは覚えてる。…これを読んだら、また"間抜け"とか言われるんだろうな。

□一生の伴侶となる人の晴れ姿を見た感想は？
…ひたすら照れ臭かった。普段より大人びて見えたせいかもしれない。その…、格好良かったよ。

□新婚旅行はどちらに？
温泉。決行中だ。ゆっくり、二人のペースで観光してくる。

□どんな家庭を築きたいですか？
そうだな…。我愛羅と同じような内容になるけど…何でもない些細な出来事も幸せと思えるような家庭かな。もう実現しているような気もする。

□最後に愛しい人へ一言お願いします。
いつも私の我儘に付き合ってくれて有難う。我愛羅だからこそ、ここまで一緒に歩んでこれた。何度も言ったと思うが…これからも、宜しく。
◆最後に一言:10月16日。最愛の弟であり夫へ宛てる。

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