エターナルゾーン日記板


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[2.返信]

[50] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーー



マフィン
「あら!起きてたの!

ご飯の支度ができたわよ」



レイン
「よっしゃーメシー!」



マフィン
「冷めちゃう前に降りてきてね!」



サン
「レイン!レイン!

オイラも食べたいッス!」



レイン
「サンはここで待っててね〜」



ルーデル
「エレナさん..行きましょう」エレナを抱き上げ



リッカ
「..フッ」



バタン!



サン
「......」



サン
「あ...あんまりッス!」
(まさかこんな事態になるなんて予想もしてなかったッス..どうしよ)アワアワ



........



サン
「プンッ!もういいッス!

所詮オイラはしがないゴブリンっすよ!」ガッ



サン
「ん?

!こ、これは..」



リッカの手荷物



サン
「フフフフ...これはリッカの!

漁ってやるッス」キラッ



サン
「不用心ッスね〜まったく♪

どれどれ...」ガサゴソ



サン
「?

なにやらよく分からない物ばかり...

リッカも年頃ッスかねえ」しみじみ



...し....



サン
「ホエ?

今何かきこえたような...」ガサゴソ



..し..て、



サン
「うわ!頭に直接響くような

こ、この本から...?

開けて..み、みるッス」パサッ



サン
「!

う...美しすぎる絵ッス..!」



お願い...だして...



サン
「ギョ!!?また声!?

ま、まさか

あなたが話してるんスか..?」



そうよ..私は光の聖霊...

お願い...出して..



サン
「出せったって

どうやって...」



そこの小さな袋に液体があるわ..

その液体をかけてほしいの...



サン
「フムフム

なんだか悪いことをしてるみたいで楽しいッスねぇ////」ワクワク



ポタッ



サン
「こ、これでいいッスか!?」



ああ...あなたは命の恩人よ



サン
「で、でへへ〜///

そんなに感謝されると照れるッス〜////」



ああ...ヲ..ウヲヲ...



サン
「?

聖霊..サン?」



グヲヲヲヲヲヲヲ!!!!



サン
「わひーーっ!?!」








「フシュー...

感謝スルゾ..下等生物ヨ」



サン
「りゅ、竜!?あらちいさい

じゃなくて!!

あわわわわわわわわわわわ」



「今コソ憎キ『エイラメイデル』ニ復讐スルトキ



ムウ...素体ガ無ケレバ自由ニハ動ケヌカ」



サン
「待ってス待ってス!」



「貴様ノ体...使ワセテ貰ウゾ」



サン
「あひぃーーーーー!!!」



ーーーーーーーーーーーーーー



マフィン
「この町ではね、何年も前から女の子が消える事件が多発してて..

私の娘もね..」



ルーデル
「何がおきたんでしょうか..」



リッカ
「まるで神隠しね」



レイン
「ファープ食った食った!」



マフィン
「まだ終わりじゃないわよ!

ラプト名物ラウロベリーを召し上がれ!はいあーん!」



エレナ
「おいしいの〜♪」ムグムグ



マフィン
「キャーー!かわいい!」ギュッ



レイン
「よーし僕も

あーー..」






「あひぃーーーーー!!!」





レイン
「んがっ!?」ポトッ



マフィン
「なにかしら?二階には誰も..」



ルーデル
「今のは..」



リッカ
「私がいくわ」



ーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:38 [Android]

[49] By TUINDAYO
ーーーーーー翌朝ーーーーーー



サン
「フフフ!姫はオイラが貰うッス!」



レイン
「わーたすけてー」



サン
「誰も助けはこないッス!

大人しくするっス〜!」



レイン
「あーだれかたすけてーこのままじゃみもこころもー」



エレナ
「まてー!わるもの!」



サン
「ムッ!?その姿形声雰囲気は!?」



レイン
(多すぎでしょ)



エレナ
「せーぎのみかた!エエナさんじょー!

わるものめー!」ポカポカ



サン
「ほうぎゃぁあぁあぁ!!!」ポテッ



レイン
(無駄に演技派だなあ)



サン
「クックソー!覚えてるッス!」スタコラサッサ



エレナ
「おひめさま!たすけにきたよ!」



レイン
「ああーせいぎのみかたーあいしてるわー」
(可愛いよー)ウルウル










リッカ
「ねえ
なにあれは..」



ルーデル
「なんでもエレナさんが駄々をこねると..」



サン
「いや〜いい汗かいたッス〜」フキフキ



リッカ
「おっさんみたいなゴブリンね」



サン
「失礼なっ!?ゴブリンみたいなおっさんと言ってほしいッス!!」プンプン


リッカ
「どっちも変わらんわ!!」



ルーデル
「レインさん..その

お疲れ様..です」



レイン
「だめだなー

これでも元に戻らないなんてさ」



レイン
「リッカがエレナを助けてくれたんだよね!

ありがと!」



リッカ
「別に

それより私の目的について話してもいいかしら?」



レイン
「んーーー

その前にエレナを戻すことと、エレナのお姉さんを見つけなきゃだね」



リッカ
「お姉さん?」



ルーデル
「エレナさんにはお姉様が居ます

その姉ミナさんを探しにここまで来たんです..」



リッカ
「ふーん

まあいいわ、先に片付けちゃいまぶ」横から頬を押され



エレナ
「あははー!へんなかおーぷにぷにー!」



サン
「ウギャーッ!!!エレナそれはやばいっす!!」スタコラサッサ



リッカ
「こんの..ガキどもおお!!」



エレナ
「あはははー!!」



レイン
「ほんと性格変わったみたいだよねー」



ルーデル
「エレナさんの意外な一面を見れました..///」



コンコン



レイン
「わーっ!サン隠れてー!」ドタバタ



ーーーーーーーーーーーーーー
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 03-06 00:37 [Android]

[48] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー


キース
「奴はまだ見つからないのか!?」



「キース様..

この町は強固な壁に囲まれておりますゆえ、何人たりとも逃げることはできませぬ

見つけるのは時間の問題かと」



キース
「ふんっ!ならさっさとしろ!

欲しいものはすぐにでも手に入れたいんだよ..僕は!

おい、ピエトロ!お前ならすぐに見つけられるだろ

なぜ行かない?」



ピエトロ
「私の仕事はキース様のお世話です

お側に居ることがいま私のすべき事」



キース
「ちっ

使えないジジイだぜ

まあいい..僕はこれから【地下】へ行く

何かあればすぐに知らせろ!

いいな」



ピエトロ
「..かしこまりました」



ーーーーーーーーーーーーーーー



リッカ
「ついたわ

ここがラプトの市街地よ」



レイン
「市街地..って

なんか..逆じゃない?」



ルーデル
「随分と小さいですね..

こちらも村の一つと言うこと..でしょうか」



リッカ
「正確にはどっちもラプトの町よ

どうして離れているかは私にも分からない」



モゾモゾ



サン
「ぷはぁぁ!!

こ、この中も息苦しくなってくるッスねぇ...」ゼェハァ



レイン
「ちょ、ちょっとサン!

ちゃんと隠れててよ

ただでさえショック製造機なんだから」



サン
「およおよ..まったくニンゲンは臆病ッスねえ」ヤレヤレ



リッカ
「同感ね」



ルーデル
「とにかくエレナさんが目を覚ますまでは動けませんね..」



リッカ
「ついてきて

こっちに宿が..」



ーーーーーーーーーーーーーーー



地下──ひとつの人影
疲れきったその双眸からは想像できない程優しげな表情をした彼女は、情報屋でもあり、親でもあり、一人の女性でもある。


マーサ
(あなた

ねえ、少しはアタシ達のこと考えてくれているのかい?)


古い写真立てを手にしながら彼女は静かに目を閉じる。


マーサ
(あなたも..マーサルも

結局同じように村を出て行った

エマラは行方知れずだけど、あたしゃ信じてんだ)



マーサ
「マーサルがきっと...」


彼女の最期の希望、マーサル。
既に限界を迎えつつあるマーサはふと呟いてしまう。


マーサ
「...二人が待ってるわね」


ーーーーーーーーーーーーーーー



リッカ
「おかしいわ」



レイン
「そんなに悪いの?エレナ..」



サン
「スピー..スピー..」スヤスヤ



リッカ
「あれから6時間も経ったのよ

なのにまだ目を覚まさないなんて..もしかしてただの麻痺毒じゃないの?」



リッカ
「?」



リッカ
「ただのミルクのはずよ」



エレナ
「うぅ...」



レイン
「エレナ!」



エレナ
「う..ぁっ」グググ



リッカ
「なに!?」



レイン
「こ、子供に..」



ルーデル
「なっちゃいましたね..」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:37 [Android]

[47] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「!」



ルーデル
「これは..階段ですか?」



マーサ
「うちの亭主の趣味でね

妙な実験ばかりしてたんだけど、仕舞いには地下に実験室を作っちゃって

外へ続く通路もそこにあるのさ」



レイン
「へぇ〜...って!

驚いてるバヤイじゃない!」



ルーデル
「早く向かいましょう!」



マーサ
「シービィとジービィはここに
居な
誰か来たら私のことは伏せておいてちょうだいね」



ジービィ
「らじゃっ!」ビシィッ!



シービィ
「..ん」コク



ーーーーーーーーーーーーーーー



ルーデル
「きゃっ!」



レイン
「わわっ!」ガシッ



ルーデル
「す、すみません...」



マーサ
「暗いから気をつけな

とは言っても私も入るのは二度目でねぇ、まったく相変わらず悪趣味な場所だよ

どこに何が置いてるかわかりゃしないわ」



ルーデル
「そういえば..亭主って仰ってましたよね

その..姿が見当たりませんが..」



マーサ
「あの人かい?
訳あってラプトには居ないわ

それに息子のマーサル、娘のエマラも」



レイン
「へっ!?まさる!?」



マーサ
「なんだい、息子を知っているのかい?

マーサルは今どこにいるんだい?」



レイン
「あ、あーー..

実はその..二年前から行方がわかんなくて」



マーサ
「ハァー、そうかい

まったくあの子ときたら

何をやってんだか...」



ルーデル
「ご家族なんですね

マーサルさんの話はよく耳にします」



マーサ
「あの子のことだから問題はないとは思うんだけどね」



レイン
「!

何か見えてきた!」



マーサ
「そろそろつく頃ね」



ーーーーーーーーーーーーーーー



サン
「いやー

それにしても助かったッス!」



リッカ
「別に

私の為にした事だから

...しばらくは起きなさそうね」



サン
「心配ッスねぇ...

ぐぐぐ!キースめぇ〜

許せないッス!!」



コンコン



サン
「ホヨ?なにか聞こえたッス」



リッカ
「?」



サン
「この地面から...」ピト



ドゴオッ!!



サン
「ヒャーーー!!」ブキュッ



マーサ
「手入れしてなかったからこんなもんかね」



レイン
「す、すンごい怪力...」



ルーデル
「エレナさん!」



リッカ
「!」
(白に銀の混ざった髪...

こいつで間違いないわね)



サン
「モォーっ!急に何するッスか!」プンプン



レイン
「わーバカッ!早く隠れて!「イタタタタ!腕も足も耳も目もとれるッス!」「耳どこだよ!」ギャーギャー



マーサ
「へぇ〜、本当に話すんだねぇ」ペタペタ



レイン
「へっ?」



サン
「あひゃっ!

く、くすぐったいッス〜///」



ルーデル
「サンちゃんを見て驚かないなんて..」



マーサ
「情報屋なめんじゃないよ

話すゴブリンの事なんてとうに耳に入ってるさ

さあ、ここをまっすぐ行けば本物の市街地さ

そこならキー坊の影響力は弱まる」



ルーデル
「ありがとうございます

マーサさん」



マーサ
「さて!私は子供たちが心配だしそろそろ戻るとするよ

...っと、そこのあんた

もしかして...」



リッカ
「...」



マーサ
「いや、そんな訳はないさね

それじゃあ皆、気をつけるんだよ」



ーーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「エレナ、大丈夫なの?」



リッカ
「大丈夫よ、麻痺と睡眠の薬を入れられただけだから」



ルーデル
「それは大丈夫とは言えないと思いますが...」



サン
「オイラたちこの人に助けてもらったッス!」



レイン
「そうなんだね!

僕の名前はレイン」



ルーデル
「ルーデルです..その

よろしくお願いします」



リッカ
「ふぅーん...」



レイン
「?」



リッカ
「期待はずれね

すごく弱そうだわ」



レイン
「なっ!」図星



リッカ
「まあいいわ

ここにいれば見つかるのも問題

さっさと行きましょ」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 03-06 00:36 [Android]

[46] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「ぷはー

おいしかったぁ!」



ルーデル
「ご..御馳走様でした、マーサさん
すごく美味しかったです」



ジービィ
「お母さんは食材のプロなのよ!

味付けだってすごいんだから」エッヘン



マーサ
「あなたたちよく食うわね!

うちの息子を見てるようだねぇ..」



シービィ
「!

あれ..お兄ちゃん..違う...」



ジービィ
「分かってるわよそんなこと

全くシービィは冗談も通じないのね〜」



シービィ
「...」ぷい



ルーデル
「息子って..家にはいらっしゃらないんですか?」



マーサ
「色々とね...まったくあの子ったらいつまで経っても手紙もよこさないで...ハァ」



レイン
「ふあ〜あ..食べたら眠くなってきちゃった」ゴロゴロ



マーサ
「コラ!食事後に寝転がってるとゴブリンになっちゃうわよ!」



レイン
「ひゃっ!ごごごめんなさい..」
(こ、こえぇ〜!)



マーサ
「まったく...それであんたたち

何か用があって来たんじゃないのかい?」



レイン
「えーっと...

...

..なんだっけ?」



ルーデル
「もう〜っレインさん!」



レイン
「あはは...」



ルーデル
「マーサさん、実は私たち

人を探してるんです」



レイン
「あーっ!そうそう!

おばさんに聞けば何か分かるかもって言われたんだ!」



マーサ
「お・ば・さ・ん?」ゴゴゴゴ



レイン
「お、お姉様...

じゃなくて!ってそうだけど!

仲間のお姉様を探してるんだ!」



マーサ
「お姉様とだけ言われてもねぇ...その子の名前は?」



ルーデル
「ミナという方です

バスカリア神殿の神官を務めておられます...」



マーサ
「へぇ、神殿のねぇ

残念だけど聞いたことの無い名だねぇ」



ルーデル
「そうですか...」しゅん



レイン
「手がかり見つからず、かぁ」



ジービィ
「ねえねえ、ちょっといい?

そのお仲間はどこにいるの?」



レイン
「あっ!そういえば別行動だったんだ!」



ルーデル
「一度戻りま..」



ゴンゴンッ!



「マーサ!マーサ!

大変だぁ!」



ガチャ



マーサ
「なんだい騒々しいねこんな時間に」



「キース様が何者かに襲われた!」



マーサ
「まあ!どこの誰がこの町に侵入したんだい?」



「調査中だ、とにかく!」

町中警戒レベル3だ!あんたらも気をつけるんだ!いいな!」



バタンッ



レイン
「キースってたしか..」



ルーデル
「門番さんに口利きしてくれた方ですね」



マーサ
「ちょいとあんたたち

そのお仲間さんたちは何をしてるんだい?」



レイン
「たしかそのキースとどこかに行ったはずだけど...ハッ!」



ルーデル
「レインさん...!エレナさんたちの身にも何かあったかもしれません!」



レイン
「こうしちゃいられない!

すぐに向かわないと!」



マーサ
「待ちな、あんたたち

あのキー坊のことだ、今出て行けばあんたたちまで疑われるよ」



シービィ
「私...嫌い」



ジービィ
「あたしもアイツ苦手なのよね

顔からして胡散臭いじゃない」



ルーデル
「ではどうすれば..」



マーサ
「私に考えがある

ついておいで」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:35 [Android]

[44] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「ねね

ちょっと聞いていい?」



ジービィ
「あら?どうしたの?」



レイン
「この町ってどうしてあんなにでっかい門があるの?」



ルーデル
「あっ

それ私も気になってました..」



シービィ
「.....」



ジービィ
「そうねえ、うん

話しておいた方がいいかも」



ジービィ
「この町はフェルメテス様の作った町なの」



ルーデル
「フェルメテス様!?」



レイン
「わっ」



ジービィ
「そう

その昔、サンドアの地を守り抜いた神々の一人」



レイン
「ふぇる..?なに?」



ルーデル
「レインさん、知らないんですか!?」



ジービィ
「ちょっと、常識よ〜?」



シービィ
「....」コクッ



レイン
「あう..何だろうこの疎外感」



ジービィ
「言い伝えによるとね

フェルメテス様は死に際に夢を見たそうなの」



レイン
「夢?」



ジービィ
「ラプトが何者かによって占領される夢を」



ルーデル&レイン
「!」



ジービィ
「そしてその言葉により私達のご先祖様があの門を作ったそうよ

それにこの町にはフェルメテス様のお墓もあるわ

悪どい連中が狙ったりもするけどあの門がある限り変な連中は入ってこれないわ」



レイン
「へぇ〜..」



ルーデル
「それであんなに警戒を..

キースさんという方が口利きしてくださらなかったら私達も追い返されていましたね」



ジービィ
「キース様は村長の息子よ

私は苦手..かな」



マーサ
「あんたたちここにいたのかい

食事が出来たよ、早く来な」



ーーーーーーーーーーーーーーー



キース
「君のような可愛い子は本当に貴重だ...」



エレナ
「ですから、さっきから何の話を...!?」グラッ



キース
「是非僕のコレクションに欲しいね」



エレナ
(なに...これ

頭がクラクラする...)



キース
「連れていけ」



店主
「かしこまりました、キース様」



エレナ
「あ..あ」
(助けて...誰か!)



サン
「ワインアターック!」



店主
「ゲエッ!!」パリィンッ



キース
「なんだ!?」



エレナ
「さ..ちゃ」



サン
「見張ってて良かったッス!

ここはオイラに任せるッス!」



キース
「おい!なんでここに魔物がいる!

お前らすぐにこいつを殺せ!」



「オオーー!」「いたぶってやるぜぇ!」「可愛いゴブリンちゃん、思う存分愛してあげる!」



サン
「きゃ、客も全員敵だったっすかー!?


ギャーーー!!誰かたっけてー!!」







「.....」ブツブツ



「ああん?なんだお前急にブツブツ言い出して...」












「ダークネス」












「なんだ!暗くなったぞ!」「明かり消したの誰だー!?」「イヤーン興奮するシチュエーションね!」



「歩ける?」



エレナ
「ぁ...」



「そこのゴブリン、手伝いなさい」



サン
「なにがなんだか分かんないっすけど助かったっす!」



「いいから速く」



キース
「くうっ..!この感じ!

魔法か!ちくしょうめ!」



ーーーーーーーーーーーーーーー



「しばらくここに隠れるわよ」



サン
「ところで..

あんた誰なんすか!?

そのフード..まさか!?」



スッ



「私はリッカ

リッカ・エイラ」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[画像](JPG)
[返信] [編集]2019 03-06 00:33 [Android]

[43] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー



「ああ、マーサならその先に..ほれ、大きな煙突が見えるじゃろ

あの家に住んでおる」



ルーデル
「ありがとうございます!」



ルーデル
「レインさーん!」



レイン
「!見つけたの?」



ルーデル
「場所をお聞きしました!」



ーーーーーーーーーーーーーーー



エレナ
「お姉様について教えてください」



キース
「それよりさー、なんか喉渇かない?

おーい店主!ミルクちょーだい!あと酒!」



エレナ
「話を変えないでちょうだい」



キース
「まま、そうカッカなさんな

後でちゃーんと教えてあげるよーん」



「お待たせ致しました」ニコ



キース
「まっ、飲もうよ

話はそっからね?」



エレナ
「..分かりました」



ーーーーーーーーーーーーーーー



レイン
「マーサさーん!居ますかー?」コンコン



レイン
「.....」



ルーデル
「居ないのでしょうか..」



ガチャ



「....?」



レイン
「..マーサさん?」



「誰」



レイン
「僕はレイン!

こっちはルーデル」



ルーデル
「ど、どうも...あの、マーサさんは..」



「居ない

帰って」



レイン
「そ、そっか」
(か、感じ悪ぅ〜)



「なーにやってんのシービィ」



シービィ
「ジービィ」



ジービィ
「ごめんねー、シービィが変なこと言っちゃって

良ければ中で待ってて!」



ルーデル
(瓜二つ..姉妹?)



ーーーーーーーーーーーーーーー



ジービィ
「へえ!バスカルから来たんだ〜!

大変だったでしょ?」



ルーデル
「私は二度目なので...」



ジービィ
「ルーデルってすごいんだね〜!」



シービィ
「......」じーーーー



レイン
(も、ものすごく視線が痛い..ルーは馴染んでるみたいだけど、僕の居場所が..)



シービィ
「.....」じーっ



レイン
「あ、あははー」ポリポリ



シービィ
「.....半分」



レイン
「へっ?」



ガチャ



マーサ
「ごめんごめん!すぐお夕飯の支度するからね〜!


あら?どなた?」


レイン
「レインって言います!マーサさんが情報屋と聞いてきたんだ」
(ホッ、助かった)



マーサ
「あらそうかい

でも仕事の話は後にしておくれ

お夕飯が先さ、あんたらも食べておいきよ」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:32 [Android]

[42] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー



ディーティー
(またこの夢か...

あれから幾度となく見ている

きっと俺は忘れきれていないんだろう

エマラは恐らく、もう...)



ディーティー
「いや、今の俺にはやるべきことがあるんだ

雑念は振り払わないとな」



ーーーーーーーーーーーーーーー



サン
「町ッス!町が見えてきたッスよ!」



ルーデル
「きゃっ!」



エレナ
「ルーちゃん大丈夫!?」



ルーデル
「ご、ごめんなさい何もないところで...////」



レイン
「サンは大人しくしててね」



サン
「しょうがないっスねぇ..」モゾモゾ



「動くな!止まれ!」



レイン
「なっ何だ!?」



ルーデル
「で、でかい門ですね..」



「お前たちどこの者だ

なにをしにきた」



エレナ
「ここに居なくなった姉が居るかもしれないんです!

お願いします、入れてください!」



「素性の分からぬ者を入れる訳にはいかぬな」



ルーデル
「そ、そんな...」



キース
「んなかってえこと言わずにさ、入れてあげたら?」



「き、キース様!
しかし...」



キース
「それにかわい子ちゃん達のお願いは聞いてあげなきゃ罰が下るってものさ」



「は、はぁ...」



キース
「そういうことさ!

さぁ、門は開けるから入ってきな!」



ーーーーーーーーーーーーーーー



エレナ
「お姉様...」



キース
「子猫ちゃん、どうだい酒場で一杯...?」



エレナ
「お断りします」キッパリ



キース
「つれないなぁ...僕、君のお姉さんのこと、知ってるよ」



エレナ
「ーー!

教えてください!姉様は今どこに!?」



キース
「んーー。

まずは僕のお願い聞いてもらわなくちゃなぁ..」



エレナ
「...分かりました」



エレナ
「レインくん、ルーちゃん

二人は外を探してちょうだい

私はあの人からなんとしても聞き出すわ」



レイン
「分かった」コクッ



キース
「早くいこうよ、ハニー」



エレナ
「ひ」ゾワゾワッ!



サン
「レイン..レイン!」ポスポス



レイン
「!
なに?」



サン
「オイラの嗅覚が言ってるッス...

あいつは信用ならんと..

オイラが見張っておくッス!」



レイン
「どうして分かるの?」



サン
「勘ッス!」



ルーデル
「レインさん、私達はどうしましょう?」



レイン
「とにかくマーサって人に会わなくちゃね

町の人に話を聞いてみよう」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:32 [Android]

[41] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー



ディーティー
「ここにも..いねぇか」



ディーティー
(エマラ

お前は今無事なのか?

どこでなにしてる?)



ディーティー
「一目会うことさえできねぇのかよ..! 



これは..」







【ディーティーへ】






ディーティー
「て、
手紙っ!」



【ディーティー、私はあなたが大嫌い

私にはもう婚約者がいるの

あなたと会うのももううんざり

もうこの町に居る必要もなくなったの

私はあなたを忘れます

あなたも私を忘れてください

もう一度言うわ

ディーティー、アナタが大嫌い

エマラ】








ディーティー
「..........」








ディーティー
「なんだよ...それ

こんな手紙残したってわかんねーよ!!婚約者って誰だよ!!町に要る必要ねえってどういうことだよ!!なにより...

フルなら...直接フッてけよ!」ビリッ!



ディーティー
「ううっ..うく..ぅ..!」
(エマラ...嘘だと言ってくれ..!!

お前は俺を騙していたのか...!?)



ーーーーーーーーーーーーーーー



ディーティー
「そうか

帰ってない、か」



マーサ
「エマラ...あの子が心配だわ」



マーサル
「母ちゃん..」



ディーティー
「もう、いいんです」サッ



マーサル
「何捨てたんだよ?」



ディーティー
「ただのゴミさ」



マーサ
「ザジさんったらこの地を後にするんですってね」



ディーティー
「何かやることがあると言っては居ましたが、私には関係のないことです

マーサル

元気でな」



マーサル
「...」プイッ



ーーーーーーーーーーーーーーー



マーサ
「行っちゃったわねぇ」



マーサル
「母ちゃん...話、あんだけど」



マーサ
「エマラのことかい?

私も心配だよ、今すぐ町の外に探しに行きたいくらい

でも外には..」



マーサル
「危険なんだろ

俺、強くなって...姉ちゃんを探し出して絶対に連れて帰る!!

だから..旅に出たいんだ」



マーサ
「!?

滅多なことを言うんじゃないよ!!!

エマラの次はあんたまで居なくなるのかい!?

私にはあんたの力が必要だよ

それに、外は危険なんだ」



マーサル
「危険なのは分かってる...でも!

姉ちゃんは勝手に町を出て行くようなことはしねー!

きっとなにかあったんだ!

こうしてるうちにも..!」



マーサ
「マーサル...」



マーサル
「それに

このまま姉ちゃんが帰ってこなかったらって..考えるだけで怖いんだ」



マーサ
「..マーサルは本当にお姉ちゃんが好きなんだね」



マーサル
「いや!いや!好きってわけじゃねーけど

あー、ほら一応家族じゃん?男は俺しかいねーし俺が助けてやんねーとってか俺が「あんたのそういうところ、お父ちゃんそっくりだね」



マーサル
「えっ..」



マーサ
「分かったよ

あんたも男だし、私もいい加減子離れしなくちゃね


でも約束しなマーサル

必ず生きて帰ってくること、もちろん二人でね」



マーサル
「母ちゃん...!」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:26 [Android]

[40] By TUINDAYO
ーーーーーーーーーーーーーーー


ディーティー
(エマラは許してくれないだろうな

それでもいい...ただ今は会って話したい)



ディーティー
「はあっ..はあっ...!」



ディーティー
(なんだか嫌な予感がする..

なにか...違和感が)



ディーティー
「着いた!」
(良かった

胸騒ぎがしていたが気のせいだったか)



マーサル
「兄ちゃん!」



ディーティー
「マーサル!

エマラを呼んでくれないか?」



マーサル
「姉ちゃんが帰ってこねえ..!!」



ディーティー
「なんだって!?

どういうことだ!」



マーサル
「それが..」



ーーーーーーーーーーーーーーー


マーサル
【今日は客こねーなー

遊びに行っちゃおうかな】



マーサル
【いやいや

そんな事したら姉ちゃんになに言われるか】



エマラ
【あたしがどうかしたの?】



マーサル
【ね!姉ちゃん!

居るなら言えよな!】



エマラ
【ふふっ..あんたはいつも通りね】



エマラ
【ねえ、マーサル

父さんのこと..覚えてる?】



マーサル
【なんだよ急に

覚えてるけど】



エマラ
【父さんはね、立派な人よ

お仕事は忙しいのにちゃんと手紙も出してくれるし

今も定期的にお金を送ってくれてる】



マーサル
【??】



エマラ
【つまり...父さんの言うことはね

絶対なの】



マーサル
【なんのことだよ?】



エマラ
【いいえ..何でもないわ

少し町外れに出るわ】



マーサル
【変な姉ちゃん。】



エマラ
【ふふっ..じゃあ行ってくるわね】



ーーーーーーーーーーーーーーー



マーサル
「ーーーてな事があってさ

いつもなら戻ってる時間なのに..」



ディーティー
「とにかく!

お前は市街の方を探せ!

俺は町外れを当たる!」



マーサル
「わかった!」



ーーーーーーーーーーーーーーー



ディーティー
「はあっ..くっ!」ズザッ



ディーティー
「いっつ、つ..」
(エマラ...どこなんだ!)



マーサル
「兄ちゃん!」



ディーティー
「!

見つかったか!?」



マーサル
「市街を見てきたけどどこにも..」



ディーティー

「そうか...」



マーサル
「オレ、もう一度家に行ってみる!

もしかしたら帰ってるかもしんないし!」



ディーティー
「そうか、なら俺は..」



ーーーーーーーーーーーーーーー
[返信] [編集]2019 03-06 00:26 [Android]


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