エターナルゾーン日記板


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[82] By TUINDAYO
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アルと呼ばれた若い男は、一行を村外れにある小さな一軒家へと案内した。

壁面には模様のようなものがいくつも書かれており、異質さを際立たせている。

アル
「入るぜ、じいさん」

アルが扉へ手をかけると、それに反応するかのように扉が開く。

一行は順々に扉へと入り、思わず感嘆の声を漏らした。

サン
「アレレ?どどどどういうことっス?」

ミナ
「すごーい!なにこれ!?」

ルーデル
「なんだかコワいです・・」

リッカ
「、、、」

アル
「こっちだ、さっさとしろ」

アルが先導し、奥の通路を進んでいくと金色に装飾された豪華な大扉が姿をあらわす。

リッカ
「大ジジ様、ただいま戻りました」

「おお〜はいれぇ」

リッカが扉に触れると扉は自動的に開いていく。

「よお戻ったのお・・リッカ」

「お久しぶりです」

リッカが地面へと膝をつくと、古ぼけた椅子に腰かけた男が穏やかな笑みでそれを迎える。

「なんじゃああんたら・・?」

リッカ
「申し訳ありません

予言にあった銀髪の男は、、」

「来れなんだか」

リッカ
「はい、代わりにその仲間をお連れしました」

「フム」

男はじっくりと何かを確かめるように一行を順に見つめている

ミナ
「あのー・・?」

リッカ
「大ジジ様はすごい目利きなの

いま、あんた達を見定めているのよ」

ルーデル
「あ、あんまり見られると恥ずかしいです・・」

「ふむ・・ほお・・これは・・

もうええ、よおわかった

ではさっそくはなそうかのお・・」

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今よりひと月ほど前のことじゃった

わしら村の民は町より離れたこの厳しい地で、古来より細々と暮らしておった

作物を育て、人を育み、ただありふれた日常を過ごす

それらだけが我らの世界の全てであり、生きる理由じゃ

そんなある日、事は起きた・・。

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「・・・なんじゃったっけ?」


リッカ
「・・・・・」

アル
「はぁ・・これだもんなぁ・・」

首を落とすリッカ、そして呆れるアル

二人の悩みの種はここにもあった

リッカ
「私が話します・・大ジジ様はベッドでご安静に」

「お・・おおぉ・・」

リッカ
「じゃあ、改めて説明するわ

今・・私たちの村は存亡の危機に陥ってるの

ひと月前、センティメラ様の祠から黒い霧が・・」

ミナ
「せ、センティメラ様!?

あの11の神々の一人とされる・・!?」

リッカ
「そうよ」

ミナ
「まさかこんな場所に祀られていたなんて、、」

ミナは信じられないというような顔をしている

リッカは一瞥したのち、話を続ける。

リッカ
「知ってる人もいるだろうけど

センティメラ様はすべての感情を司る神様よ

その祠から現れた霧は・・すぐに村全体を覆いつくした

私たちはたまたま外れにいたから助かったけど・・

霧が晴れた後、私とアルは村へと足を運んだわ

でもそこにいたみんなは・・一切の感情を失っていた」

感情を抑えようとしてはいるが、彼女の表情は微かに曇りはじめていた

リッカ
「一切動くこともなく・・今も村のみんなは何をするでもなくじっと佇んでいるわ

私とアルは祠へ向かって調べようとしたけど

祠の周りはもっと濃い霧が立ち込めていて入ることすらできなかった」

アル
「困った俺たちはじいさ・・村の長に助けを求めた

長には不思議な力があったからだ

そうして長の助言を受けたリッカがお前らを探しに行ったってわけだ

どうだ、わかったか?」

ルーデル
「は、はぁ・・なんとなくですが・・」

サン
「???オイラにどうしろって言うんすか」

リッカ
「あんたはどうでもいいわ」

サン
「ソッ・・」

ミナ
「ダメよ、そんなの

私もエレナも女神テルミラに仕える身

その祠には近づけないわ」

グルンガ
「おい」

リッカ
「なによ・・ちょっと黙っててちょう「あいつ、出て行ったぞ」

・・・は?」

ミナ
「・・はっ!?エレナ!?」

ルーデル
「い、いつの間にかエレナちゃんが・・!」

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[返信] [編集]2025 10-10 20:16 [Android]


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