02/23 06:04
「絶対その服帰って来ないじゃん」
6mg..
いつもどおり寝ていると声が聞こえる 皆と一列に並び祝福されて嬉しそうな声 おそらくあの試験に受かったのだ
どうしても我慢できなくて息を殺して見に行った隙に 今までいたその部屋でこっそりと荷物をまとめる後ろ姿があった
ひどく動揺して腕を握りしめ泣きながらガン見した
帰ってくるとか言って絶対その服帰ってこないじゃん
何回も言うから気勢を削がれて腕を放し 荷作り再開するのをぼんやり眺めてた
必死で涙を拭い平静を装う私をちょっと困った顔ででもちゃんと見ている(勉強しなきゃ、、)
私が氏の部屋で談笑していた月の夜
(氏は紺のスウェット、あぐらかいて笑ってた)
玄関先で彼女はわざとカップ麺の汁を床にぶちまけた
一瞬カッとしたがすぐにすごく冷静になり
あなたが落ち着いたら夜中の2:30でも
鍵開けて待ってるから。いつでも待ってる
と言って、その手を握り締めていた
その時、私の心はあの人にそっくりであった
編集
○
宛名のないメール
└宛名のないメールは小瓶に手紙を入れて海に流すような場所です。
このコラムのTOPへ戻る△
コミュに民のTOPへ戻る▲
小瓶に手紙を入れて海に流すメールコミュニティ
