08/25 05:13
「山は超えたら」
6mg..
(『あの二人の子供が見たいな』)
驚くほどに遠いところまで会いにいった、いつ打ち合わせたのかすら分からないがそれはあなたも同じように
終わらない長い長い話2015年8月24.5日のこと
顔を見て、手を握って、頬ずりしたら笑ってた
ただそれだけの事を何回も何回も繰り返したかった
だけど山は越えたら降りるものよ
(もちろん再入場はふりだしに戻る)
呆れながら渡されたあの時のガラケーよりも古い携帯
壊された廊下を渡る時、スーツで姿見の中に帰っていこうとするあなたを見た
思わず半身突っ込んで、後ろ手にひらひらする手を握ったら抱き締めてくれた
銀色の波が天に向かって流れていた
あなたが私だけに確かになんか言ったんだ、抱き締めたままでけっこう長く喋ってくれた
起きたらあなたは炭酸のように体中から抜けていった
これはどこまでいっても現実とは関わらない話
『僕だってわざわざ京都まで新幹線で予約とるの大変だったんだよ』
覚えているのはたったそれだけ
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