06/27 02:19
「羅針盤はない」
蒼子
思春期などに、心がトゲトゲしてる人は多いと思う。
私の場合、中学生の頃トゲトゲしていてよく周りに当たり散らしていた。
トゲトゲはやがてギスギスした物になった。
高校に入学し、ギスギスしていたそれも、三年生にもなると「なんだか丸くなったなぁ」と思っていた。
そうゆう風に思っていたのは私だけかもしれないが、私にはそう感じれる事が嬉しかった。
しかし、最近知らないうちに何かが私の中で渦を巻いていて戸惑っている。
雲丹のように全体がトゲトゲしている訳ではなく、大きい物がドン、ドン、とある感じだ。
棘と言うより角と言った方がいいかもしれない。色は灰色のような銀色のような感じで、先がとても鋭くて、触ると勢いよく血が吹き出る位に鋭いと思う。
また、違う物に例えると巨大なコンクリートの塔が思い浮かぶ。
乾いた土の上にその塔は静かに建っている。
窓はずっと上の方に一つだけ。他には窓も扉もない。外壁には蔦も、梯子もなくツルっとしていて上の窓まで上がっていくのは到底無理だ。
中に人が住んでいるかなんてわからないし、壊せばいいのか、中に入る方法を探せばいいのか、なんで出来たのかもわからない。
知らない所で知らない物に遭遇し、地図もなく、羅針盤もない。目的地さえわからない私は今、途方に暮れている。
でも、地図や羅針盤があっても「本当にこっち??」って疑うんだろうな‥。
とりあえず、まずは頭が痛いのを治してからにしよう。
それからゆっくり考えよう。
そうしよう。
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