10/26 01:41

「器。」
疵川あざな

言葉の重さってのは、受け取る人間がそっくりそのまま投影されるみたいです。

本当は言葉そのものには重さも中身も無くって。
や、まぁ無くはないけど…。

その言葉の受け取り方をどれだけ理解しているか。
その言葉の意味を受け取れるだけの器が、自分の中にどれだけ在るか。

色とか、形とか、相性とか。

自分の器と言葉の意味の関係は、人が一生かかっても把握し切れないほどあって。


…あ、なんか嫌味な話になってきたな…。


今回は許せ。




だから、
自分の器と言葉の意味の色、量、温度、味。等々――

恐ろしい数の組み合わせがあるのですよ。




少ししか組み合わせを知らないと、当然受け取れるモノも少ししかないわけで。





はい、まとめ。

昔は「こんな軽い言葉」って思ってた文句も、その実ものすごい質量を感じる今日この頃なのです。


あぁ、
あの日、浅かったのは言葉じゃなくて自分の方だったんだなって。




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