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[1] 《海へ行こう》
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その
後ろ姿を
見ただけで
君だと
分かる
愛の
中で
喪失した
何か
何処にも
無い
場所
彼女が
行くのを
黙って
見る
決して
許される
事は
ないだろう

眩い
光を
反射した
町並みを
眺めて
新しい
朝に
途切れ
途切れ
闇を
払おう

必要な
ものは
何年分かの
不思議さ
少しばかりの

バスに
乗らなきゃ
あの
バスに
乗ろう
小さな
吐息
エピソード
歩いていくと
逆に
見逃して
しまうようで
急いで
急いで
ようやく
辿り着く
場所
太陽の
瞳が
輝く

広すぎる
庭で
雨に
打たれたのなら
そのまま
風に
吹かれて
気持ちの
中で
もう一度
二人
何か
見つけた
感触
そして
沈黙
吠える

怖れずに
行こう
また
海へと

心変わり
その為だけに
時間が
費やされる
君を
見掛けたとき
隠れた
隠したんだ
鼓動
朝早く
風の中で
待ち続けながら
甘くは
ない
氷の
向こうに
浮かぶ
違った
景色と
想像
無邪気さを
持ったまま
世界は
何度も
虹を
描いた







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