吉田群青 短編集


即興詩

 
食パンに
塩を振りかけて食べる
雨が降っている

明け方に米を計りながら
さみしさについて考える
雨が降っている

ポケットが
何かで膨らんでいる
なまあたたかいそれは
まるで小さな
わたしのように思えた
雨が降っている

雨が降っている
それとも
やんでいるんだろうか

見下ろす町は
濡れたように黒く
光っている

  


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未詳24スタッフより

吉田群青さんの私家版第二詩集「海月の骨」上梓記念として、
上記テキストを彼女が朗読なさっている動画(!)を、未詳24の吉田群青ファンにプレゼント。
(期間は2008年8月31日まで)
(携帯はドコモのみ。パソコンも大丈夫です)
時折、眼を泳がせながら真剣に読む表情が群青ファンにはたまらないはず、です。
(御本人の許諾済)

御希望の方は、お名前を添えて
zep2614@docomo.ne.jp
吉田群青動画係までメールください。
朗読動画を添えて返信させていただきます。
 


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