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 ゆ・う・わ・く
© 時成 
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 R指定:有り
 キーワード:オナニー・フェラ・寮
 あらすじ:全寮制男子校での夜の性活
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「ん・・・ふぅっ・・」
全寮制男子校。
健全な男子が自慰をするのは当たり前の行為だ。

ここにも例外なく隣に寝る世良(せら)を横目に声を押し殺して自慰に耽っていた。

「ぅん・・」
ビクッ
寝返りを打った世良に体を竦ませた。

ほっ・・起きてない。

またきゅっと握ると、シコシコと扱き始めた。

「ん・・・っ」
・・・・あぁ・・いくぅっ・・

「楽しそうだね。」
びくん!!
「あぁっ!!」
「あっ・・いっちゃった?ごめん」
背を世良に向けて頑張っていた静矢(しずや)は思わず手を離してしまい、布団の中にぶち撒けてしまった。

「ねぇ・・・混ぜてよ。一人じゃ寂しいだろ?」
そう言うと静矢のベッドに乗りあがってきた。

「え?やだ・・・俺・・・ホモじゃないっ!!!」
迫ってくる世良を押し戻しながらベッドの端まで後退した。
「クス・・馬鹿だな。こんなこと皆やってるよ。男子校だぜ?俺だってゲイじゃねーよ。男だもん溜まるだろ?」

『皆やってる』の言葉についほだされてしまう。
「本当?ゲイじゃない?」
「もちろん。」
自信満々に胸を張る世良に安心する。

「ほら・・脱いで・・してあげるから。静矢に俺のしろなんて言わないからさ。自分からしなければゲイじゃないだろ?な?」
にっこりと人好きのする顔で笑う。
つい「うん・・」と頷いてしまった。

これが間違いだった。

「あっ・・ん・・」
あお向けで足を開く。

・・・なんかこの格好って恥ずかしい・・
足の間に入り込んだ世良が股間に顔を埋めている。
それだけでもエッチな眺めだ。

「もご・・気持ちいい?」
「ふぁ・・あぁっ」
口に入れられたままモゴモゴとしゃべられると変なところに先端があたってつい声を上げてしまう。

「声出したら、隣に聞こえるよ?ほら・・イビキが聞こえる。」
確かに隣の部屋のイビキが聞こえる。
壁が薄い証拠だ。

「可愛いね・・静矢。エッチしたことないんだろ?」
静矢は身長は人並みだが少しだけ人より大きい目が顔を童顔に見せていた。人見知りが激しく、晩生(おくて)な静矢はもちろんセックスなんてしたことはない。世良と打ち解けるのにも時間がかかったくらいだ。
顔を赤くする静矢を見てクスっと笑うと、またペニスを口に含んでちゅーちゅー吸い始めた。
「ん・・くっ・・」
世良が口に含む様子をじっと見詰める。
世良はとても美人だ。美人と言う言葉がよく似合う。
白い肌にさらさらの茶色い髪。長い手足。今は濡れてる薄い唇。
無駄に化粧の濃い女子高生なんかよりも断然綺麗だ。
「あっ・・でちゃっ・・離してぇ」
その薄い唇で愛撫されてると思った静矢は思わず射精してしまいそうになった。
「いいよ・・口に出しなよ・・ほら」
裏筋をべろっとなめ上げ、先端の割れ目に舌をグニグニと捻じ込んだ。
「いぁ・・あっ・・ンンンっ」
思わず嬌声を出しそうになって慌てて手で口を押さえた。
ピュピュと世良の口に精液が漏れる。
「いっぱい出たねぇ・・溜まってたんだね。」

コンコン。
一通り精液を拭き終え、静矢の体をきれいにしたときだった。
「はい?」

こんな時間に誰だろう?
もう疲れて、ぐったりする静矢には思考回路は残っていない。
ぼーとする頭で天井を眺めるのが精一杯だった。
「世良。とうとう食っちまったのか?」
「おいしかったよ?すごく可愛かった。」

2人の会話を聞いてた静矢はチロっと視線を向けた。
隣の部屋の津浪(つなみ)だ。

何しに来たんだろうと思った静矢はじっと2人を見ていた。
「やきもち焼いてんじゃね?しーちゃん。じっと見てるぞ。」

しーちゃん?そんな風に呼ばれるほど仲良くなった覚えはない。

「おいでよ・・津浪。特別に可愛い静矢の寝顔見せてあげるから。」
中に招き入れると、静矢のベッドまで2人で来た。

なんだろう・・・?

「へぇ・・・可愛いじゃん・・てかなんかいやらしい匂い。」
今まで射精してたから当然匂いが篭っている。
でもそんな事考えられない静矢はウトウトと眠りに落ちていった。

「なぁ・・世良・・今度3人でやろうぜ。」
「いいよ・・じゃぁ静矢のお尻開発しないとね・・」
2人がそんな危ない会話をしているなんて露にも思わない静矢は2人の前で無防備な寝顔をさらしていた。
                   END







2007/03/15
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