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嬉し楽し肝だめし
R指定:有り
キーワード:夏、親友、高校生、夏休み
あらすじ:夏休みにクラスのみんなと肝だめしをすることに。寛樹は想いを寄せる諒平とペアになるが・・・?!
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夏と言えば・・・
そう、肝だめし!!
というわけで、クラスのやつら全員参加(強制)で肝だめし大会を開催です!
会場は、キャンプやバーベキューができて、宿泊施設もある公園。
広大な人工の林は、オリエンテーリング用に整備されており、複雑ながらも、地図と案内板さえあれば迷うことはない。
二人一組になり、ロッジの前からスタートし、林の奥にある祠から各チームの番号が書かれた札を取ってくるという、簡単なルール。
俺様の祈りが天に届いたのか、愛しのハニーと組むことになったのだ!!
こんな千載一遇のチャンスを逃すほど俺はバカじゃない。
覚悟はいいかな、諒平ちゃん・・・。
バササッ!!
「うぉあ?!」
ヲイ、話が違うじゃねぇか!すげぇ恐いんですけど!!
怖がる諒平の肩を抱き寄せ、「寛樹って頼もしい」って思わせ、あわよくばちゅーでもしてしまおうと思っていたのに・・・!
よく言うじゃん、恐怖に直面している時って一緒にいる人を好きになりやすいって。
恐怖のドキドキなのか恋愛感情のドキドキなのか、分からなくなっちゃうらしいね。
それなのに、肝心の俺が、鳥が飛んだくらいでビビってちゃ、諒平ちゃんに幻滅されちゃうよぉ〜。
がんばれ、寛樹!!
目的達成の計画をあれこれ練っているうちに、恐怖心がやわらいでいた。
よし、この調子でいこう!
「あんま恐くないね」
と諒平を見た。
すっげぇビビった顔してる!かわいい!!
しかも、
「ああ、ヨユーだね」
なんて、声震わせて言っちゃって。
その強がりがますますかわいいんだよね!
遠くの方から、違うチームのやつらの悲鳴が聞こえた。
俺も一瞬焦ったが、なんと、諒平が俺の腕にしがみついてきたんだ!!
諒平の腕が絡まる左腕が熱い。
どうしよう、全神経が左腕に集まってるみたいだよ。
浮かれてる場合じゃない、ここでクールにキメなくちゃ。
「大丈夫、俺がついてるから」
どう?!キマった??今のかなりカッコ良くない?!
「寛樹・・・なんかカッコいい・・」
ちょっと、みなさまお聞きになりまして?!
今諒平ちゃんが、俺のことをカッコいいっておっしゃいましたよ?!
これは今夜、イケちゃうかもしれませんね・・・。
林道を外れ、茂みを分け入っていく。
「ひ、寛樹、こっち、道じゃないよ・・?」
「大丈夫、大丈夫」
なにが大丈夫なんだか俺も知らないけど(笑)、ここなら誰にも見つかることはない。
さっそくラブアタック大作戦・体当たり編実行だ!
俺は諒平の腕をほどき、彼の華奢な両肩をガシッと掴む。
諒平は不思議そうに小首を傾げ、俺を見る。
ゆっくりだとさすがに拒まれるだろうから、勢いをつけてキスをしてみた。軽く。
驚いてるのか理解できないのか、諒平は固まったまま。
俺は勝手にもう一度キスをした。
「ちょ・・んっ」
喋ろうとして口を開けた隙を、俺は逃さなかった。
隙間から舌を滑り込ませ、思いっきりディープなヤツをしてさしあげました。
上顎から歯裏を舌でなぞり、時には強く時には弱く諒平の舌を吸い上げる。
「ん・・・ふぅ・・」
苦しそうに喘ぐ諒平の、両足の間に俺の右足を忍ばせる。そして太ももを諒平のモノにこすりつけると、既にそこは硬くなっていた。
「な、なにすんだよバカ!」
俺から離れようと両手で俺の胸を押す。
体格の差もあり、当然俺にはそんなの効かない。
ジタバタと暴れたので、足を掛けて組み伏せる。
「いっただきま〜す♪」
強く、頸動脈の当たりに吸い付く。
「キスマークなんかつけんな!つか勝手にいただくな!!」
舌を首筋に這わせながら、服を一枚一枚脱がせていく。
カチカチの諒平のモノを口いっぱいに頬張って、唾液をたっぷりと絡めながら上下に激しく動かす。
「アッ…ひろ、やめ・・」
「諒平、声あげたら誰かに見つかっちゃうかもよ?」
「…っ!」
諒平は、声が漏れないように、自分の手で口を塞ぐ。
「諒平、脚開いて」
「何する気だよ?!」
「や〜だな〜、分かってるくせに〜」
満面の笑みをたたえ、顔をあげる。
ゴッ
目から火花が出た。
あれ?
星が回っているよ・・・?
あ
れ
れ
?
諒平の膝蹴りがこめかみにクリーンヒット。
しかもその場に放置され。
目を覚ました時には、体中蚊に刺されまくっていたのでした・・・。
END.
2007/07/01
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